「CAS登録番号」の版間の差分

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Kkk2003 (会話 | 投稿記録)
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CAS番号は商業ベースの番号である。5000個を超えるCAS番号を社内等の学術外で利用する際は商用とされ、CAS代理店の認可及び費用が発生する<ref name=":0">{{Cite web|url=https://www.jaici.or.jp/casproducts/rn/casrn2017.pdf|title=CAS RN®正しく活用するためには?|accessdate=2018/9/23|publisher=}}</ref>。また、学術利用であっても毎年書類申請による認可を受ける必要があり<ref name=":0" />、検索に必要なSciFinderも有償である。加えて、商品名に対してCAS番号の割り当てを行うなど、CAS番号は商業色が非常に強く、他にもフリーの化学物質構造データベースであるPubchemを営業妨害として訴訟した事例がある<ref>{{Cite web|url=https://www.jstage.jst.go.jp/article/johokanri/48/4/48_4_249/_pdf|title=情報会のトピックス|accessdate=2018/9/23|publisher=}}</ref>。
 
この経緯により、PubchemやChEMBLEなど公的な化学物質の構造データベースはCAS番号を除外しており、CAS番号からAPI等を通じて一斉に情報を入手することが極めて困難な状況になっている。一方で、化学物質の構造情報を伴わない小規模なデータベースはCAS番号主体となっていることから、CAS番号の化学物質への重複割り当て、及び商品へのCAS番号割り当てによるCAS番号のレジストリキーとしての不整合と併せて、化学物質におけるデータベース間の連携を困難にする要因となっている。
 
== 関連項目 ==