「ソピアー」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
image
編集の要約なし
1行目:
{{Notice|このページについて、出典『ぎやどぺかどる』についての問題提起と、[[ソフィア]]との兼ね合いについての議論があります。[[ノート:ソピアー|ノート]]も御覧下さい。|date=2009年}}
[[File:Ephesus37.jpg|thumb|人の形をとった智慧の女神ソピアー,ケルスス図書館,トルコ]]
'''ソピアー'''、'''ソフィア'''({{lang-el|Σοφια}},{{lang-la|Sophia}})また'''、[[古代ギリシア語]]で、「[[知恵]]([[智慧]])」「[[叡智''']]<ref>「叡智」はソフィアの定着した訳語。出典:岩隈直著『新約ギリシヤ語辞典』432頁山本書店、2006年5月11日 増訂7版 ISBN 4841400303</ref>(えいち)は」を意味する語。

古代[[ヘレニズム]]世界で、智慧の[[象徴する[[女神]]であるとも考えられた。[[グノーシス主義]]や[[ユダヤ教]]などでは[[アイオーン]]の名で、[[創造神話|この世の起源]]に関して重要な役割を持つ。[[人間]]の[[救済]]における[[元型]]象徴とも見なせる。ソピアーはまた古代[[ヘレニズム]]世界で、[[知恵|智慧]]を象徴する[[女神]]とも考えられた
 
[[キリスト教]]におけるソピアーは[[神#キリスト教の神 |神]]の[[知恵]]を表している。日本の文献では早くとも[[16世紀]]末から'''上智'''(じょうち)という訳語が用いられる<ref>『ぎやどぺかどる』(GVIA DO PECADOR、[[1599年]]、上・1・2);「上智」『[[日本国語大辞典]]』第二版、第7巻、2006年。</ref><ref>[http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?p=%E4%B8%8A%E6%99%BA&enc=UTF-8&stype=0&dtype=0&dname=0na「上智」『大辞泉』]</ref>。後世には'''知恵'''<ref>『岩波キリスト教辞典』701頁、第1刷 ISBN 400080202X</ref>、'''叡智'''<ref>[http://www.pref.gunma.jp/cts/PortalServlet;jsessionid=F22DCD4932114945D21B969C0B1F1FC9?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=58127 調査報告7 アヤソフィア博物館]</ref>とも訳され、[[日本ハリストス正教会]]では'''睿智'''(えいち)と訳される<ref>[[日本正教会]]出典:『奉事経』34頁ほか</ref>。