「児童性的虐待」の版間の差分

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かつては[[年齢]]が低ければ心理的な影響が少ないという[[俗説]]が出回っていたが、現在は完全に否定されている。特に5歳以前の場合には親との同一化がさほど起こっておらず強い感情の統制能力と耐久力が備わっていないため、トラウマに対してうまく対処できないために、恐怖や怒りといった感情が一気に自我の調整能力を超えてしまう現象が起こることで知られている。
 
また、性的虐待を受けた人は男女ともにどもの自己を迫害妄想的な世界に追いやり、大人の自己はそれらの有害な体験を排除することで統合のまねごとを図ることもある。
 
性的虐待によって、児童の後頭葉、脳梁の容積が減少する、前頭前野への影響があるなどと言った悪影響が指摘されている。前頭前野の容積減少は、虐待までエスカレートしなくても、強い体罰で発生する<ref>[https://www.jspn.or.jp/journal/symposium/pdf/jspn108/ss376-381.pdf 杉山登志郎「発達障害と子ども虐待」]</ref>。虐待は、[[発達障害]]を抱える子供に対して、その増悪因子になる<ref>[https://www.jspn.or.jp/journal/symposium/pdf/jspn108/ss376-381.pdf 杉山登志郎「発達障害と子ども虐待」]</ref>。