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東北大学では、現在「研究第一主義」「門戸開放」「実学尊重」の3つを大学理念としている。
;研究第一主義
:「研究第一主義」の標語は、[[1911年]](明治44年)の入学式における式辞で、「…大学の主とするところは研究第一であって…」と初代総長・[[澤柳政太郎]]が発言したことに由来している。先行した東京帝国大学が「官僚養成」を、[[京都帝国大学]]が「学問」を標榜したことから、第三の帝大である東北帝国大学は「研究」を標榜したものと考えられる。こうした研究第一主義の現れとして、全国の[[国立大学]]附置研究所の中で最も古い歴史を有する附置研究所の一つである[[金属材料研究所]](設置当時の研究所名は臨時理化学研究所第2部)を擁すること、[[第二次世界大戦]]時には附置研究所が10を数えた時期があること等が挙げられる。なお、1998年(平成10年)-2008年(平成20年)の[[帝国大学#論文の引用動向|論文の被引用数]]では日本国内で第4位(世界第64位)<ref>[http://www.thomsonscientific.jp/news/press/esi2009/ranking.html 日本の論文の引用動向 1998-2008] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20100416033932/http://www.thomsonscientific.jp/news/press/esi2009/ranking.html |date=2010年4月16日 }}([[トムソン・ロイター]])</ref>、[[帝国大学#研究費|2005年度の主要研究経費]]は約260億円で、日本国内で第2位となっている<ref>[http://www8.cao.go.jp/cstp/siryo/haihu60/siryo3-4-1.pdf 国立大学法人等の科学技術関係活動に関する調査結果]([[内閣府]]・科学技術政策担当)</ref>。
;門戸開放
:東北帝国大学創設当初、既設の[[帝国大学]]が[[旧制高等学校]]出身者にのみ入学を認めていたのに対して、東北帝国大学は旧制高等学校以外の教育機関出身者にも入学を認めた(傍系入学)。また、[[1913年]](大正2年)には3人の女性([[黒田チカ]]、[[丹下ウメ]]、[[牧田らく]])に対して入学を許可しているが、これは帝国大学としては初めての女性に対する入学許可であった<ref>{{cite web
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