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{{出典の明記|date=2018年10月}}
'''裁定取引'''(さいていとりひき、{{lang-en-short|''Arbitrage''}})とは、[[金利]]差や[[価格]]差を利用して売買し利鞘(りざや)を稼ぐ取引のこと。'''サヤ取り'''(鞘取り)ともいう。▼
▲'''裁定取引'''(さいていとりひき、{{lang-en-short|''Arbitrage''}})とは、[[金利]]差や[[価格]]差を利用して売買し利鞘(りざや)を稼ぐ取引のこと。'''サヤ取り'''(鞘取り)ともいう。
== 一般例 ==
ある場所では豊富に存在していて安い[[商品]]が、ある場所では極めて貴重で高値で取引されていたとする。その事実を知っていれば、安いところで買い、高いところに持って行って売るだけで、利益を得ることが可能となる。
例えば、[[日本]]などの水資源が豊富な地域では[[水]]は[[希少性]]が乏しいため、極めて安価である。しかし、この水を[[砂漠]]のような水の希少性が高い地域に運んでいけば、高値で売ることができる。[[金融]]の世界でも同様な取引があり、金利の低いところで金を借り、金利の高いところで貸し出せば、元手が少なくても多額の利益を手にすることが出来る
このような取引が行われた結果、価格(金利)の低い[[市場]]では需要増大で価格(金利)が上がり、価格(金利)の高い市場では供給増大で価格(金利)が下がり、次第に価格差や金利差が収斂していく。価格が収斂していくこの過程を[[一物一価の法則]]という。
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