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{{出典の明記|date = 2017年7月}}
'''ニー・ドロップ'''(''Knee Drop'')は、[[プロレス技]]の一種である。[[打撃技]]([[浴びせ技]])に分類される。別名、'''ニー・プレス'''(''Knee Press'')や'''膝落とし'''等とも呼ばれる。
'''ニー・ドロップ'''(''Knee Drop'')は、[[プロレス技]]の一種である。'''ニー・プレス'''(''Knee Press'')とも呼ばれる。[[日本]]名は'''膝落とし'''(ひざおとし)。[[打撃技]]([[浴びせ技]])に分類される。
 
== 概要 ==
技のフォームにより数種類に分類される。
ダウンした相手に対し、片膝を突き出すように折り曲げてジャンプして、相手の体に片膝を落とす。
 
古典的なプロレス技であり、[[フィニッシュ・ホールド]]としても使用されていたが、近年では繋ぎ技として使用される場合が多い。
==概要==
倒れている相手に対して、立っている状態から自らの膝を曲げながら倒れこみ、相手の体に自らの膝をぶつけることによりダメージを与える技である。
 
基本型は、倒れている相手の横から、その場でジャ'''[[膝蹴り#ニー・スタンプして、片膝を使用して決める。|ニー・スタンプ]]'''の派生技とらに、後述する応用型存在する。
 
== 主な使用者 ==
古典的なプロレス技であると同時に、かつては[[フィニッシュ・ホールド]]としても使用されていたが、最近では繋ぎ技として使用される場合が多い。
* [[ジン・キニスキー]]
* [[ザ・デストロイヤー]]
* [[ロード・ブレアース]]
* [[ハーリー・レイス]]
* [[ボビー・ダンカン]]
* [[スタン・ハンセン]]
* [[リック・フレアー]]
* [[トリプルH]]
* [[川田利明]]
 
== 派生技 ==
*主な使用者
=== ランニング・ニー・ドロップ ===
**[[ロード・ブレアース]]
'''ジャンピング・ニー・ドロップ'''、'''フライング・ニー・ドロップ'''とも呼ばれる。助走してジャンプしながら相手の体にニー・ドロップを打ちつける。
**[[スタン・ハンセン]]
* 主な使用者
**[[川田利明]]
** [[ブルーザー・ブロディ]] - '''キングコング・ニー・ドロップ'''の名称で使用。
** [[ジム・ドゥガン|ハクソー・ジム・ドゥガン]]
** [[ジョン・ノード]]
** [[バリー・ブキャナン|ブル・ブキャナン]]
** [[ザ・プレデター]] - '''キングコング・ニー・ドロップ'''の名称で使用。
** [[川田利明]]
 
=== ダイビング・ニー・ドロップ ===
==応用型==
'''フライング・ニー・ドロップ'''とも呼ばれる<ref>'''フライング・ニー・ドロップ'''という名称は'''ランニング式'''と'''ダイビング式'''の両方で使用されている。</ref>。コーナー最上段もしくはセカンドロープからジャンプして相手の腹部にニー・ドロップを打ちつける。軸足(相手の体にぶつけず、着地させる方の足)を前方へと伸ばして足の裏で着地するタイプと、軸足をもう片足(相手にぶつける方の足)と同様に膝を曲げた状態で着地するタイプの2種類がある。
===ランニング・ニー・ドロップ===
'''ジャンピング・ニー・ドロップ'''、'''フライング・ニー・ドロップ'''、'''キングコング・ニー・ドロップ'''とも。助走して勢いを付けた状態から大きくジャンプして決めるニー・ドロップ。
 
[[ジプシー・ジョー]]は[[デスマッチ#金網デスマッチ|金網デスマッチ]]において、金網の最上段から放ったことがある<ref name="gs19">『Gスピリッツ Vol.19』P99(2011年、[[辰巳出版]]、ISBN 4777808920)</ref>。
主な使用者は、[[ブルーザー・ブロディ]]、[[ザ・プレデター]]、[[ブキャナン]]、[[真壁刀義]]、[[川田利明]]、[[大森隆男]]など。ブロディがキングコング・ニー・ドロップの名称でフィニッシュホールドとして使用し脚光を浴びた。現在も真壁やプレデターなどブロディと似たキャラクターの選手が同じ名称で使用している。
* 主な使用者
** [[キラー・コワルスキー]]
** [[ワルドー・フォン・エリック]] - '''ブリッツクリーグ・ダイブ'''の名称で使用。
** [[レイ・スティーブンス]]
** [[ジョン・トロス]]
** [[ジン・キニスキー]]
** [[スカル・マーフィー]]
** [[ウィリアム・アフィルス|ディック・ザ・ブルーザー]]
** [[ドン・ジャーディン]]
** [[バディ・オースチン]]
** [[ペドロ・モラレス]]
** [[パット・パターソン]]
** [[クリス・マルコフ]]
** [[スパイロス・アリオン]]
** [[ダッチ・サベージ]]
** ジプシー・ジョー
** [[イワン・コロフ]]
** [[ブラックジャック・ランザ]]
** [[ブラックジャック・マリガン]]
** [[サージェント・スローター]]
** [[ブルーザー・ブロディ]] - '''キングコング・ニー・ドロップ'''の名称で使用。
** [[ボビー・イートン]]
** [[バリー・ウインダム]]
** [[マイク・カーシュナー|レザーフェイス]]
** [[リック・ルード]]
** [[ダグ・ウィリアムス (プロレスラー)|ダグ・ウィリアムス]] - '''ボムスケアー'''の名称で使用。
** [[ザ・プレデター]] - '''キングコング・ニー・ドロップ'''の名称で使用。
** [[ジャイアント馬場]] - '''ジャイアント・ニー・ドロップ'''の名称で使用。
** [[アントニオ猪木]]
** [[木戸修]]
** [[藤波辰爾]]
** [[高野拳磁]]
** [[馳浩]]
** [[西村修]]
** [[大森隆男]]
** [[真壁刀義]] - '''キングコング・ニー・ドロップ'''の名称で使用。
** [[KENSO (プロレスラー)|KENSO]]
** [[河野真幸]] - '''ジャイアント・ニー・ドロップ'''の名称で使用。
** [[瀬戸口直貴|桜島なおき]]
** [[立野記代]]
** [[井上貴子 (プロレスラー)|井上貴子]]
 
=== イビングブル・ニー・ドロップ ===
'''ダブル・ニー・プレス'''とも呼ばれる。ダウンした相手に対し、両膝を突き出すように折り曲げてジャンプして、相手の体に両膝を落とす。上記ランニング・ニー・ドロップのように、助走してジャンプしながら落とす場合もある。
'''フライング・ニー・ドロップ'''<ref>フライング・ニー・ドロップという名称は、ランニング式にもダイビング式においても使用される名称である。</ref>とも呼ばれる。コーナーのトップロープやセカンドロープから倒れている相手に向かってダイブし、ニー・ドロップを敢行する。[[ジプシー・ジョー]]は[[デスマッチ#金網デスマッチ|金網デスマッチ]]において、リングを覆う金網の最上段から放ったことがあった。
* 主な使用者
** [[ジョン・トロス]]
** [[キラー・カーン]]
 
=== ダイビング・ダブル・ニー・ドロップ ===
軸足(相手の体にぶつけず、マットに着地させる方の足)を前方へ伸ばして足の裏で着地するタイプと、軸足をもう片足(相手にぶつける方の足)と同様に膝を曲げた状態でマットに着地するタイプの2種類がある。後者は[[ニー・ドロップ#ダブル・ニー・ドロップ|ダイビング・ダブル・ニー・ドロップ]]と混同される場合もある。
'''フライング・ダブル・ニー・ドロップ'''とも呼ばれる。コーナー最上段もしくはセカンドロープからジャンプして相手の腹部にダブル・ニー・ドロップを打ちつける。
* 主な使用者
** [[ジョン・トロス]]
** [[キラー・カーン]]
** [[リコシェ (プロレスラー)|リコシェ]] - '''チョコレートレイン'''の名称で使用。
** [[KUDO]]
** [[木高イサミ]]
** [[中洲ヨースケ]] - '''フライング・モンキー'''の名称で使用。
** [[エイサー8]]
** [[ラ・ピート]]
** [[ザ・ブラディー]]
** [[KAZUKI]]
** [[世羅りさ]]
 
=== ムーンサルト・ニー・プレス ===
主な使用者は、外国人選手では[[キラー・コワルスキー]]、[[ジョン・トロス]]、[[ブラックジャック・マリガン]]、[[イワン・コロフ]]、[[クリス・マルコフ]]、日本人選手では[[キラー・カーン]]、[[アントニオ猪木]]、[[藤波辰爾]]、[[大森隆男]]らがいる。[[ブルーザー・ブロディ]]、[[ザ・プレデター]]、[[真壁刀義]]などは'''ダイビング・キングコング・ニー・ドロップ'''、[[ジャイアント馬場]]や[[河野真幸]]は'''ジャイアント・ニー・ドロップ'''、[[ジン・キニスキー]]や[[レイ・スティーブンス]]は'''アトミック・ボムズ・アウェイ'''の名称で使用。ジャイアント馬場にとっては、全盛時のフィニッシュ技の一つでもあった。女子では[[立野記代]]の得意技として知られ、[[井上貴子 (プロレスラー)|井上貴子]]はこの技と共に、トップロープから立っている相手の後頭部に決める延髄[[ニー・バット#派生技|ニー・アタック]]を得意技としている。
リングに背を向けた状態でコーナー最上段から体を360度後方回転するようにジャンプして、両膝を相手の腹部にダブル・ニー・ドロップを打ちつける。
* 主な使用者
** [[チャールズ・スキャッグス|2・コールド・スコーピオ]]
** [[タイガーマスク (4代目)|4代目タイガーマスク]]
 
=== シューティングスター・ダブル・ニー・ドロップ ===
コーナー最上段からジャンプして空中で体を450度後方回転させ、両膝を相手の腹部にダブル・ニー・ドロップを打ちつける。
'''ダブル・ニー・プレス'''とも。ジャンプして両膝を相手の体の上に落とすニー・ドロップ。通常のニー・ドロップよりも威力が増す分、攻撃箇所を的確に捉えにくい、または相手によけられたときの自爆ダメージが大きいなどのデメリットもある。トップロープやセカンドロープからのダイビング式もある。
* 主な使用者
** [[マイク・ベイリー]]
 
== 脚注 ==
[[CIMA (プロレスラー)|CIMA]]は、'''メテオラ'''という名前で決め技にしている。コーナー上から飛び込んで、相手と正対する格好で相手の胸に自身の両膝を正座するようにぶつける。
 
主な使用者は、[[ジョン・トロス]]、[[キラー・カーン]]、[[KUDO]]、[[鈴木健想]]など。
 
===ムーンサルト・ニー・プレス===
コーナー上から[[バック宙]]し、倒れている相手の上に両膝を落とす技。ムーンサルト式のダブル・ニー・ドロップ。マット上で、その場でバック宙する形もある。
 
主な使用者は、[[タイガーマスク (4代目)]]、[[スコーピオ]]{{要曖昧さ回避|date=2016年3月}}、[[KUDO]]などの他、変形で[[天山広吉]]や[[潮崎豪]]も数度使用したことがある。
 
===シューティング・スター・ダブル・ニー・ドロップ===
[[ボディ・プレス|シューティング・スター・プレス]]と同様にコーナー上からリング内を見た状態で[[バック宙]]一回転し、倒れている相手の上に両膝を落とす技。ムーンサルト・ニー・プレスよりは回転が180°多くなる。
 
[[マイク・ベイリー]]の代表的な得意技。ベイリーはコーナーに登らずにその場飛びで出す形や、リング外に向けて出す形も使用する。
 
==脚注==
{{reflist}}
 
== 関連項目 ==
* [[プロレス蹴り技]]
* [[ニー・バット膝蹴り]]
* [[膝蹴りニー・バット]]
*[[朝青龍明徳]] - 本場所で負かした相手の[[力士]]に膝を当てて問題になったことがある。
 
 
{{DEFAULTSORT:にとろつふ}}
[[Category:プロレス技]]