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'''理神論'''(りしんろん、{{lang-en-short|deism}})は、一般に創造者としての[[神]]は認めるが、神を人格的存在とは認めず啓示を否定する哲学・神学説。
 
神は世界を[[超越]]する[[創造神|創造主]]であるが,神の活動性は[[宇宙]]の創造に限られ、それ以後の宇宙は自己発展する力を持つとされる<ref>{{Cite web |url=https://kotobank.jp/word/%E7%90%86%E7%A5%9E%E8%AB%96-148752 |title=理神論(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典) |accessdate=2018-10-04}}</ref>。人間理性の存在をその説の前提とし、[[奇跡]]・[[予言]]などによる神の介入はあり得ないとして排斥される。18世紀イギリスで始まり、フランス・ドイツの啓蒙思想家に受け継がれた。
 
== 起源 ==
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[[イマヌエル・カント|カント]]は『純粋理性批判』で理神論者が使った神の存在証明すべてが無効であることを証明したが、『実践理性批判』では神は理性によって認識されるものではなく、意志によって要請される存在として考えられ、[[ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル|ヘーゲル]]はカントのこのような神の論証を「矛盾の巣」と呼んだ。理神論はカントの手によって一度は殺されて、彼自身の手で復活させられたわけである。
 
== 脚注 ==
{{reflist}}
 
== 参考書籍 ==