「蒼国来栄吉」の版間の差分

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2016年3月場所には自己最高位である前頭4枚目に番付をあげ、初の上位戦が組まれたが、インフルエンザで途中休場となってしまった。2016年9月場所は5勝10敗と自身初の幕内での皆勤2ケタ黒星。千秋楽の取組後、支度部屋で「ボロボロ。体に力が入らない。心も痛い」とコメントしていた<ref>『相撲』2016年10月号48ページ</ref>。
 
前頭14枚目に番付を下げて臨んだ11月場所は出だし好調で、平幕で唯一初日から5連勝を記録。それ以降はやや失速したが、9勝を挙げた。2017年1月場所も、先場所と同じく初日から5連勝。課題とされていた中盤以降の失速も見られず、11日目終了時点で9勝2敗と、1敗の稀勢の里を横綱の白鵬、平幕の貴ノ岩、逸ノ城と並んで2敗で追走していたが、12日目に千代翔馬に敗れて優勝争いから脱落。それでも13日目、14日目は今場所好調の上位力士である御嶽海、高安に連勝、千秋楽では蒼国来と同じく3敗で、前日に白鵬を相手に金星を挙げた貴ノ岩を破り、実力を証明した。結果、この1月場所を12勝3敗で取り終えて初の[[三賞]]となる技能賞を受賞。「自身初の幕内皆勤2ケタ黒星」と「自身初の幕内皆勤2ケタ白星」を3場所で両方経験する事になった。初の上位総当たりの場所となった3月場所は4勝11敗と上位の壁に阻まれたが、3日目の日馬富士戦で金星を挙げた。金星を獲得した際、協会を離れていたころを指しつつも「(当時を)思い出したくないが、こつこつやってきたことがつながった」と実感を込め「今が相撲人生で一番いいかも。楽しいね」と声を弾ませた<ref>[https://www.daily.co.jp/general/2017/03/15/0009999390.shtml 蒼国来が日馬富士をはたき込んで念願の初金星「今が相撲人生で一番いいかも」] DAILY SPORTS ONLINE 2017.3.15</ref>。これ以降の場所では腰の痛みに苦しみ、5月場所は西8枚目の地位で5勝10敗、7月場所は西13枚目の地位で6勝9敗と二場所続けての負け押しで約2年ぶりの十両落ちとなった。9月場所は東十両筆頭の地位で臨んだが、4勝11敗と大敗。西十両7枚目で臨んだ11月場所は腰の調子が戻ってきたことで本来の相撲が取れるようになり、初日から6連勝。7日目の照強戦では物言いによる取直しの末に熱戦を繰り広げたが、送り出しで敗れて連勝がストップ。しかしそこから再び連勝を伸ばし、13日目の取組を終えた時点で12勝1敗とした。この時点で他に3敗以下の力士がいなかったため、十両優勝が決定した<ref>https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/201711240000499.html</ref>。残り2日も勝って最終成績は14勝1敗だった。十両における14勝以上での優勝は、2014年9月場所の栃ノ心(全勝)以来となった。この場所好調の要因として「体が戻ってきた。マッサージや針、腹筋とやったから場所前の稽古も良かった」と、十両陥落の一因となった腰痛の回復を挙げた。優勝よりも、3場所ぶりとなる「幕内に戻ることを気にしていた。早く戻りたいからね」と返り入幕を意識した様子。33歳の年齢のことを問われると「39歳で頑張っている人がいる。安美錦関の相撲を見ていると私なんか、まだまだですよ」と話していた<ref>[https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/201711240000499.html 蒼国来が2日残し十両V「幕内に早く戻りたいね」] 日刊スポーツ 2017年11月24日16時16分(日刊スポーツ新聞社、2017年11月26日)</ref>。2018年春巡業は初日からの休場が発表された<ref>[https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/201803310000241.html 稀勢の里、貴ノ岩ら12人が春巡業を初日から休場] 日刊スポーツ 2018年3月31日9時9分(日刊スポーツ新聞社、2018年4月4日閲覧)</ref>。2018年7月場所は東十両10枚目で初日から休場。幕下陥落が濃厚で2013年7月場所の復帰後守ってきた関取の座を失うこととなる(幕下は解雇前2009年11月場所以来)。2018年9月場所時点で低迷している原因は、5月場所で負った右足甲の骨折にある。患部は同時点でも腫れており、四股も満足には踏めない状態<ref>『相撲』2018年10月号92頁</ref>
 
==八百長疑惑から名誉復帰まで==