「マヌエル・ノリエガ」の版間の差分
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|生年月日=[[1934年]][[2月11日]]
|没年月日={{死亡年月日と没年齢|1934|2|11|2017|5|29}}<ref name="asahi2017531">{{Cite news
| title = ノリエガ元将軍死去 1989年米パナマ侵攻で失脚
| newspaper = [[朝日新聞]]
| date = 2017-05-31
| author = 平山亜理
| publisher = 朝日新聞社
| page = 朝刊 9
}}</ref>
|画像=Manuel Noriega mug shot.jpg
|画像サイズ=240px
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|署名=
}}
'''マヌエル・アントニオ・ノリエガ・モレノ'''（Manuel Antonio Noriega Moreno {{IPA-es|maˈnwel noˈɾjeɣa|}}, [[1934年]][[2月11日]] - [[2017年]][[5月29日]]<ref name="asahi2017531"/><ref>{{cite news |url = http://www.bbc.com/news/world-latin-america-40090143 |title = Panama ex-strongman Manuel Noriega dies |work = BBC |date = May 30, 2017}}</ref>）は[[パナマ|パナマ共和国]]の[[軍人]]、[[政治家]]。[[1983年]]から[[1989年]]の間、[[独裁者]]として君臨した同国の最高司令官（[[将軍]]）である<ref name="asahi2017531"/>。[[日本]]の報道では'''ノリエガ将軍'''の通称で呼ばれた。
[[ジョージ・H・W・ブッシュ|ブッシュ]]政権当時の[[アメリカ軍]]による[[パナマ侵攻]]で失脚した。
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{{要出典範囲|[[パナマ大学]]を卒業後に[[ペルー]]に留学。帰国後、国家警備隊に入隊し、パナマの[[米州学校]]で訓練を受けた|date=2011年12月}}。
1983年、[[パナマ軍]]最高司令官に就任<ref name="asahi2017531"/>。{{要出典範囲|date=2018年10月|隣国[[コロンビア]]の麻薬組織（[[メデジン・カルテル]]）と結びつき、パナマから[[アメリカ合衆国]]へ[[コカイン]]などを密輸するルートを私物化していった。さらに[[反米]]国家のリビア人（[[ムアンマル・アル＝カッザーフィー|カダフィ]]政権）やキューバ人に対してアメリカの査証やパスポートを闇ルートで転売していた。1989年に[[パナマの大統領|大統領]]選挙に出馬したが、落選が確実になると軍をあげて選挙の無効を宣言する。この時、「[[尊厳大隊]]」という直属の私兵組織を動員し、反対者に対して暴力を振るうなどして鎮圧した}}。
{{要出典範囲|date=2018年10月|ところがその5日後、麻薬の不正浄化や在パナマアメリカ軍兵士の殺害、選挙結果の不履行を理由にブッシュ大統領による[[アメリカ軍]]の[[パナマ侵攻]]を受け、アメリカ軍の圧倒的な物量差を前にパナマ国防軍は敗北した。戦闘による混乱の中彼は拘束され、麻薬密輸の罪で懲役40年（後に30年に減刑）の判決を受ける。[[フロリダ州]][[マイアミ]]で服役中だったが、模範囚であることを理由に刑期は短縮され[[2007年]]9月9日に釈放された}}。
ノリエガはパナマに帰国して隠退生活を望んでいたとされるが、フロリダ州連邦地裁は2007年8月28日にノリエガの身柄を刑期終了後に[[フランス]]に引き渡すとする決定を下した<ref>[http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070829i402.htm パナマのノリエガ元将軍、刑期終了後は仏へ…米連邦地裁] [[読売新聞]] 2007年8月29日{{リンク切れ|date=2018年10月}}</ref>。フランスでは、同国内の銀行口座を使って[[資金洗浄|麻薬資金の洗浄]]を行っていたとして1999年に[[欠席裁判]]のままノリエガに対し禁固10年の有罪判決が下されており、アメリカに対して身柄引き渡しを要求していた。その後[[アメリカ合衆国国務長官]][[ヒラリー・クリントン]]が引き渡し命令に署名し、[[2010年]][[4月26日]]にノリエガはフランスへ移送され<ref>[http://www.cnn.co.jp/world/AIC201004270001.html パナマのノリエガ元将軍、米から仏へ身柄引き渡し]{{リンク切れ|date=2018年10月}}</ref>、同年[[7月7日]]に[[パリ]]の[[裁判所]]にて禁固7年の有罪判決が下されている<ref>{{Cite news
|url=http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100707-OYT1T00995.htm
|title=パナマ・ノリエガ元将軍に禁固７年判決…仏裁判所
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|accessdate=2010-07-07
|language={{ja icon}}
}}{{リンク切れ|date=2018年10月}}</ref>。
パナマでは、政敵であった[[ウーゴ・スパダフォラ]]殺害の容疑にてノリエガに禁固20年の判決が出ている。ノリエガはこれに対して、裁判で無実を勝ち取るとしていた。
[[2011年]][[12月11日]]、ノリエガはフランスからパナマへ送還され現地到着後に収監された。彼にとって22年振りの母国帰国となった<ref name="afpbb8417783">[http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2855813/8417783 服役中のノリエガ元将軍、病院に搬送 パナマ]</ref><ref>[http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111212-OYT1T00282.htm ノリエガ元将軍２２年ぶりパナマ帰国、即収監]{{リンク切れ|date=2018年10月}}</ref>。
[[2012年]][[2月5日]]、ノリエガは高血圧症のためパナマ市内の病院に搬送された<ref
[[2014年]][[7月15日]]、ゲーム『[[コール オブ デューティ ブラックオプス2]]』において名前を無断で使用され、「誘拐犯」「殺人者」と描かれたとして、[[カリフォルニア州]]のゲーム会社[[アクティビジョン・ブリザード]]に対し損害賠償を求める訴訟を起こした<ref>[http://www.asahi.com/articles/ASG7K2TG8G7KUHBI00M.html ノリエガ元将軍、ゲーム会社を提訴 「殺人者」に不満] 朝日新聞 2014年7月17日</ref>が、同年10月28日、ロサンゼルス郡地裁は「80年代から90年代の当人の行いを考慮すれば、ゲームにより名声が傷つけられたという証拠を見つけるのは難しい」として訴えを退けた<ref>[http://jp.reuters.com/article/entertainmentNews/idJPKBN0IJ0L220141030 パナマのノリエガ元将軍、ゲーム会社訴えた裁判で敗訴] ロイター 2014年10月30日</ref>。
2017年3月7日に[[脳腫瘍]]の手術を受け、直後に出血が見られ重体と報じられた<ref>{{Cite news|url=http://www.jiji.com/jc/article?k=2017030800325|title=ノリエガ元将軍、重体か＝手術後に脳内出血－パナマ|work=時事ドットコム|publisher=[[時事通信]]|date=2017-03-08|accessdate=2017-05-30}}{{リンク切れ|date=2018年10月}}</ref>。同年5月29日、83歳で死去<ref name="asahi2017531"/><ref>{{Cite news|url=http://www.bbc.com/news/world-latin-america-40090143|title=Manuel Noriega, Panama ex-strongman, dies at 83|work=BBC News|publisher=[[英国放送協会|BBC]]|date=2017-05-30|accessdate=2017-05-30}}</ref>。
===その他===
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