「クリスチャントゥデイ」の版間の差分

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m →‎脱会者の会による告発: 典拠の表記の是正
→‎論争: 「2008年の信仰告白」を時系列の中で配置し直した。小見出しを付けた。
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== 論争 ==
===クリスチャントゥデイvs山谷裁判===
====疑惑の提起と訴訟====
[[救世軍]]の[[山谷真]]少佐([[牧師]])が、クリスチャントゥデイが[[カルト]]・[[異端]]とされている元[[統一教会]]幹部・[[張在亨]]と関係があるという主張を[[ブログ]]上で行ったことから、論争に発展した。クリスチャントゥデイは、[[2007年]]4月、[[東京簡易裁判所]]に、山谷に対して1000万円の[[損害賠償]]請求、[[調停]]申立を行った。調停が不調に終わったため、[[2008年]]4月、[[名誉棄損]]などで210万円の損害賠償を求める[[民事訴訟]]を[[東京地方裁判所]]に起こした。
 
====キリスト教メディア各社の報道====
この論争は、[[キリスト新聞]]、[[クリスチャン新聞]]、リバイバル新聞(当時、その後雑誌『リバイバル・ジャパン』に変わり、現在休刊中)といった日本の[[キリスト教]]系新聞で取り上げられた。この論争により、新聞創刊時に祝辞を書くなど、クリスチャントゥデイを応援していた[[山北宣久]](当時・[[日本基督教団]]総会議長)は、疑惑解消まで関係を持たないとする声明を出した<ref>キリスト新聞 2008年6月28日号</ref>。一方、クリスチャントゥデイは、これらの論争は競合関係にあるクリスチャン新聞の[[根田祥一]]編集長(当時)によって主導された異端捏造だとしている<ref>[http://nehemiaharchives.blogspot.com/2012/07/blog-post_05.html 山谷真氏との東京地方裁判所での裁判に関して] Nehemiah Archives(クリスチャントゥデイ記者のブログ)</ref><ref>[http://www.christiantoday.co.jp/print/print.html?id=873&code=dom 繰り返される虚偽報道、異端捏造の根田氏ついに前面に]{{リンク切れ|date=2018年2月}}</ref><ref>[http://www.christiantoday.co.jp/print/print.html?id=872&code=dom キリスト教会牧師を統一協会用語で攻撃、根田氏主導の疑い]{{リンク切れ|date=2018年2月}}</ref>。
 
根田は、クリスチャン新聞の紙面上で、クリスチャントゥデイとその他の複数の団体が、韓国人牧師・[[張在亨]]の影響下にある団体であるなどと報道。また、張在亨はかつて[[世界基督教統一神霊協会]](統一協会)の幹部であり、自らを「[[再臨]]の[[キリスト]]」と信じさせていたなどと報じた。[[韓国]]や[[オーストラリア]]、[[香港]]、[[アメリカ]]などで報じられた報道や、「脱会者」とされる人物らの証言、韓国の[[教団]]の発表などを伝えたが<ref>クリスチャン新聞 2009年11月1日号</ref>、主要な内容は、山谷がブログで公開した内容と重なっている。
 
=== =論争に対する2008年の信仰告白 ====
クリスチャントゥデイ創業者、前代表の高柳泉氏は論争に応える形で2008年に信仰告白を公表した。『張ダビデ牧師は再臨のキリストではありません。』とし、張牧師が在日大韓イエス教長老会・合同福音教団宣教部が韓国の教団本部を通して聞いていた質疑に対し、『イエスご自身を私の唯一の救い主として受け入れ、罪を赦された後、一度たりもイエス・キリストへの信仰を捨てたことがありません。』『イエス・キリスト以外の福音を伝えたことも無く、ましてや自分自身をキリストと称したことなど一度もありません。』と返答(信仰告白)していることを紹介している<ref>[http://www.christiantoday.co.jp/Statement_of_Faith.pdf ■ 2008年掲載の信仰告白 |クリスチャントゥデイ]</ref>。
 
====東京地裁判決====
2013年11月、東京地方裁判所は、山谷の主張が客観的な資料に基づき慎重な分析されたとは言い難いと判断。また、「キリスト教に関する情報提供を目的とする団体にとって、カルト団体である旨の評価がされることは、その活動の信憑性を著しく損なうおそれがある」と指摘し、山谷の行為は「意見ないし論評としての域を逸脱したものとして[[違法性]]が認められる」として、95万円の損害賠償の支払いと[[名誉棄損]]表現の削除を命じた<ref name="meiyo">[http://www.christiantoday.co.jp/articles/12242/20131113/news.htm クリスチャントゥデイの名誉を棄損 山谷真牧師に賠償命令|クリスチャントゥデイ]</ref>。山谷は、クリスチャントゥデイに賠償金を支払った上で[[控訴]]を断念したため、[[敗訴]]が確定した。なお、クリスチャントゥデイは、山谷が支払った賠償金等全額を救世軍の[[社会鍋]]に寄付している<ref name="shiha">[http://www.christiantoday.co.jp/articles/12312/20131205/news.htm 名誉棄損で賠償命令の山谷真牧師、控訴断念し敗訴確定 賠償金など計121万円支払う|クリスチャントゥデイ]</ref>。
 
====判決後の報道====
根田は裁判の結果についてクリスチャン新聞で「[[引き分け]]」と伝えた<ref name="hiki">[http://クリスチャン新聞.com/?p=1205 クリスチャントゥデイ裁判:名誉棄損“引き分け”--東京地裁 謝罪請求は棄却|クリスチャン新聞]</ref>。またクリスチャントゥデイが削除を要求した87箇所のうち41箇所は「事実として認められた」と報じ、山谷氏のブログ内の「クリスチャントゥデイ問題とは? 統一教会核心メンバーであった張在亨氏が、自分自身を『来臨のキリスト』として若者たちに教え込み、張氏が設立した関連団体と関連企業に献身させて、無賃労働をさせている上、そうした実態を糊塗しつつ、世界福音同盟(WEA)への浸透を企て、成功を収めつつある、という疑惑」との表現については、真実であると信じるにつき相当な理由があったと、「認められた」と報じた<ref name="giwaku">[http://クリスチャン新聞.com/?p=722 クリスチャントゥデイ対山谷裁判 東京地裁判決「来臨キリスト疑惑」事実認定|クリスチャン新聞]</ref>。
 
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===クリスチャントゥデイ現役従業員の声明===
2月8日、キリスト新聞社は公式サイトにおいて『「クリスチャントゥデイ」現役従業員が連名で声明、一翼担ってきたことをお詫び』とする記事を掲載した。同記事によると、クリスチャントゥデイの編集長を含む7人のスタッフ連名による声明が発表され、以下を表明した<ref>[http://www.kirishin.com/2018/02/08/10856/ 「クリスチャントゥデイ」現役従業員が連名で声明|2018年2月8日 キリスト新聞社ホームページ]</ref><ref>[http://dailycult.blogspot.jp/2018/02/blog-post_9.html クリスチャントゥデイのスタッフがお詫び声明 しかし声明は削除 編集長は更迭|やや日刊カルト新聞]</ref>。
*クリスチャントゥデイ代表取締役社長、編集補佐の両氏が張氏と関連のある集会に出席していたこと
*両氏の処遇については、取締役会を通して申し入れをしている
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2月9日、クリスチャントゥデイは「前編集長との雇用契約が1月末日で満了」「論説主幹の宮村武夫氏が2月より編集長に再就任」と表明した<ref name="koutai">[http://www.christiantoday.co.jp/articles/25175/20180209/new-aditor.htm 編集長交代のお知らせ|2018年2月9日 クリスチャントゥデイ]</ref>。
 
2月15日クリスチャントゥデイは、張在亨牧師を「来臨のキリスト」とする異端疑惑を全面的に否認すると共に、日本基督教団の議長声明に根田の関与があったとの疑いを報道した<ref>[http://www.christiantoday.co.jp/articles/25198/20180216/shoichi-konda-wirepuller-uccj-statement.htm 根田祥一元編集長、本紙批判声明を背後で主導した疑い|クリスチャントゥデイ]</ref>
 
2月17日には、日本基督教団の議長声明に根田の関与があった事実を、同教団の統一原理問題全国連絡会の齋藤篤牧師が認めた、と報じた<ref>[http://www.christiantoday.co.jp/articles/25203/20180217/shoichi-konda-revealed-as-informer.htm 根田祥一氏、本紙批判声明の情報提供者であることが明らかに|クリスチャントゥデイ]</ref>。
 
2月18日には、クリスチャントゥデイ現役従業員の声明の背後にも根田の扇動があった疑いがある、と報じた<ref>[http://www.christiantoday.co.jp/articles/25209/20180218/shoichi-konda-witch-hunt.htm 根田祥一氏による「魔女狩り」騒動に関して|クリスチャントゥデイ]</ref>。
 
===日本基督教団によるクリスチャントゥデイ問題説明会===
2月23日、日本基督教団は国内主要キリスト教教派・団体関係者を対象に「クリスチャントゥデイ問題説明会」を日本基督教団本部で開催した。席上、張在亨関連団体における異端教義と人権侵害を証言する脱会者のビデオ録画が上映された。会場には張在亨を最高指導者とする「あいのひかり教団」の関係者が多数詰めかけて抗議し、説明会は一時紛糾した。声明会終了後、「あいのひかり教団」は、日本基督教団本部の近隣にある「東京あいのひかり教会」で独自に説明会を開催し、抗議と釈明を行った
<ref>[http://dailycult.blogspot.com/2018/02/blog-post_24.html 日本基督教団がクリスチャントゥデイ問題の説明会 一時紛糾|やや日刊カルト新聞]</ref>。
 
=== 論争に対する2008年の信仰告白 ===
クリスチャントゥデイ創業者、前代表の高柳泉氏は論争に応える形で2008年に信仰告白を公表した。『張ダビデ牧師は再臨のキリストではありません。』とし、張牧師が在日大韓イエス教長老会・合同福音教団宣教部が韓国の教団本部を通して聞いていた質疑に対し、『イエスご自身を私の唯一の救い主として受け入れ、罪を赦された後、一度たりもイエス・キリストへの信仰を捨てたことがありません。』『イエス・キリスト以外の福音を伝えたことも無く、ましてや自分自身をキリストと称したことなど一度もありません。』と返答(信仰告白)していることを紹介している<ref>[http://www.christiantoday.co.jp/Statement_of_Faith.pdf ■ 2008年掲載の信仰告白 |クリスチャントゥデイ]</ref>。
 
===脱会者の会による告発===
クリスチャントゥデイを含む張在亨関連団体の脱会者で構成される「ビオラの会」は2018年9月に声明を発表し、巧妙な講義の誘導でダビデ牧師こと張在亨がキリストであると悟り、その最大の使命である地上の神の国の建設に人生を捧げる過程で、絶対服従、多額のローン、聖婚の強要、無賃金労働など深刻な人権侵害の被害を受けた、と告発した<ref>[http://www.kirishin.com/2018/10/06/19090/ ダビデ張グループ脱会者が緊急声明 消えぬ苦痛 報復に怯える日々|キリスト新聞]</ref>
 
== 脚注 ==