「内之浦宇宙空間観測所」の版間の差分

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* Mセンター(ミューセンター)
*: 標高210m、面積25,000㎡のミューロケットの発射を行うミュー台地と呼ばれている打ち上げ施設で、ロケット組立、打ち上げ管制、発射装置(発射塔とランチャー)などの機能を持つ<ref name="uchinoura leaflet"/>。[[ロケットエンジンの推進剤#固体ロケット|固体燃料ロケット]]としては世界最大級の[[M-Vロケット]]の打ち上げに使用されていた。M-Vロケット廃止に伴いイプシロンロケット打ち上げ用に改修が行われた。[[2001年]]までは2基目のラムダ発射台が設置されており、ロケットセンターがKSセンターに改修された後のラムダロケットの打ち上げに使用されていた。
*: 初代の整備塔は総重量約500トンで、4つの旋回台車で円形レール上を動いて方位角を設定し、ランチャーを7m前に動かして整備塔の外に出し、最後に傾けて上下角の設定を行った。その後、整備塔は改修で総重量700トンになり、固定された整備塔から総重量260トンを超える旋回半径12m以上のランチャーが旋回することにより塔外に出し、その上で傾けて上下角の設定を行う方式に変更された。現在使われているイプシロンロケットの垂直打ち上げ方式では、旋回させた後の位置が固定されるので煙道が設けられている。<ref>{{Cite web|url=http://www.cosmotec-hp.jp/column/nagao7.html|title=宇宙こぼれ話 取締役 南日本事業部長 長尾隆治 第7回 「ロケット発射場の話(7)」|publisher=株式会社コスモテック|accessdate=2018-10-13}}</ref>
* KSセンター
*: 標高276m、面積7,000㎡の小型の[[SS-520ロケット]]、[[S-520ロケット]]、[[S-310ロケット]]、[[MT-135ロケット|MT-135型観測ロケット]]の発射を行うKS台地と呼ばれている打ち上げ施設で、ロケット組立、打ち上げ管制のコントロールセンター、ランチャーなどの機能を持つ<ref name="uchinoura leaflet"/>。ラムダ発射台([[国立科学博物館]]前に展示がある)等の設備を有していたロケットセンターの跡地に建設されたものである。ランチャーは高さ約17mの鉄筋コンクリート製ランチャードームの屋内に設置されている。打ち上げ時には天井が開く仕組みとなっており、ロケットはドーム内で打ち上げ態勢に入り、そのまま打ち上げられる。[[1970年]][[2月11日]]に日本初の人工衛星「[[おおすみ]]」はここから打ち上げられた<ref name="uchinoura leaflet"/>。
** コントロールセンター
**: KSセンターから打ち上げる観測ロケットの打ち上げを管制する施設<ref name="uchinoura isas">{{cite web|url=http://www.isas.jaxa.jp/about/facilities/uchinoura.html|title=宇宙科学研究所とは 関連施設 内之浦宇宙空間観測所|accessdate=2018-09-29}}</ref>。