「表記ゆれ」の版間の差分
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'''表記ゆれ'''(ひょうきゆれ)とは、ある言語の文字表記において、ある単語が2通り以上の書き方をされることにより、表記にばらつきが生じることである。
== 日本語 ==
:引っ越し、引越し、引越などのように、送り仮名のばらつきにより表記ゆれが生じることがある。
▲(例) 受け付け/受付
:りんご、リンゴ、林檎などのように、文字の種類により表記ゆれが生じることがある。3種類の文字を使用する日本語特有の現象ともいえる。
:*いぬ/イヌ/犬
▲(例) いぬ/イヌ/犬、ばら/バラ/薔薇
:コンピューターとコンピュータのように、[[長音符#長音符を付ける・付けない|長音符の有無]]により表記ゆれが生じることがある。また[[ディーゼルエンジン|ディーゼル]]が「ジーゼル」と表記されることがあるように、「ディ」や「ティ」や「トゥ」などがほかの文字で置き換えられることもある。▼
▲=== 漢字による表記ゆれ ===
▲=== 外来語における表記ゆれ ===
▲[[ディーゼルエンジン|ディーゼル]]が「ジーゼル」と表記されることがあるように、「ディ」や「ティ」や「トゥ」などがほかの文字で置き換えられることもある。
== 英語 ==
{{main|en:Wikipedia:List of spelling variants}}
:discとdisk、adviserとadvisorなどのように英語のスペリングにおいても表記ゆれがしばしば見られる。
▲(例) barbecue/barbeque
:do notがdon'tと略されたり、I amがI'mと略されたりすることにより表記ゆれが生じることがある。▼
▲=== 省略による表記ゆれ ===
:{{main|en:Comparison of American and British English|en:American and British English spelling differences}}▼
▲do notがdon'tと略されたり、I amがI'mと略されたりすることにより表記ゆれが生じることがある。
▲(例) cannot/can't、it is/it's
▲=== [[イギリス英語]]と[[アメリカ英語]] ===
▲{{main|en:Comparison of American and British English|en:American and British English spelling differences}}
centre(英)とcenter(米)、colour(英)とcolor(米)のようにイギリス英語とアメリカ英語で表記が異なることがある。realise(英)とrealize(米)や、recognise(英)とrecognize(米)のように-se(英)と-ze(米)の表記揺れはほかの単語においてもしばしば見られる。
== フランス語 ==
:cléとclef(鍵)、événementとévènement(出来事)などのようにフランス語のつづりにおいても表記ゆれがみられる。
=== 文法的な表記ゆれ ===▼
queの直後にonが続くと、母音衝突を防ぐためにqu'onと表記されるが、特に口語ではque l'onと表記されることも多い。▼
▲:queの直後にonが続くと、母音衝突を防ぐためにqu'onと表記されるが、特に口語ではque l'onと表記されることも多い。また語幹がyで終わる第1群規則動詞(payer(支払う)やessayer(試す)など)では、je paye/je paie、j'essaye/j'essaieなどの表記ゆれが生じることがある。
== 関連項目 ==
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