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[[1950年代]]の[[ラジオドラマ]]の[[生放送]]時代、テレビ黎明期の[[吹き替え]]から[[声優]]として活躍した。[[1959年]]から[[吹き替え]]に挑戦し、TBSで放送したアメリカのコメディー『[[ルーシー・ショー]]』で人気を得る<ref name="惜別"/>。
 
[[1963年]]には『[[鉄人28号]]』に出演し、以後はアニメ声優としても活
 
[[1966年]]には『[[快獣ブースカ]]』でブースカの声と主題歌を担当。アニメのみならず、[[特撮]]にも出演することとなった。
 
[[1970年]][[2月1日]]放送分からは、3ヶ月で自主降板した[[大山のぶ代]]に代わって『[[サザエさん (テレビアニメ)|サザエさん]]』の磯野カツオ役を担当自身の病気によって降板するまで、実に28年間務め続け、2代目ではあるが登板時期が4ヶ月目と早いこと・在任期間が長いこと・多くの人々に知られたこと、などが影響して「'''初代カツオ=高橋和枝'''」と思われるほどの代表作となった
 
所属プロダクションは、その後、[[河の会]]、[[テアトル・エコー]]に所属した後、再びフリーとなる。
 
晩年は[[加藤みどり]](『サザエさん』で共演)の「尊敬する大先輩」として、テレビ出演([[コメンテーター]]などでテレビ出演をしていた。
 
[[2010年]]に第4回[[声優アワード]]特別功労賞を受賞。また、[[2011年]]からは新たに声優アワードで彼女の名前を冠した「高橋和枝賞」が設立され、その年に「声優という職業を各メディアを通じて多く広めた女性声優」に対して贈られることになった<ref group="注">これにより、第2回より設立された「富山敬賞」は同じ功績を認められた男性限定の賞になった。</ref><ref>{{Cite web|publisher=声優アワード|url=http://www.seiyuawards.jp/awarding/|title=声優アワード 授賞概要|accessdate=2011-03-06}}</ref>。初の受賞者は[[田中真弓]]。なお、後にこの賞を磯野カツオ役後任となった冨永みーなも受賞している<ref>[https://music.oricon.co.jp/php/news/NewsInfo.php?news=2105860 『声優アワード』一部受賞者を発表 功労賞に『サザエさん』マスオ役の増岡弘]</ref>。
 
=== 『サザエさん』の降板と死去 ===
[[1998年]][[5月14日]]、『サザエさん』収録中に[[1990年]]以前から患っていた[[骨髄異形成症候群]]による容態急変のために倒れ、そのまま[[東京都]][[文京区]]の[[東大附属病院]]に搬送される。このため28年間務めたカツオ役を降板することになり、その日伊佐坂ウキエ役で収録に参加していた[[冨永みーな]]が急遽代役としてカツオを演じ、当初は高橋が復帰するまでの一時的な処置のつもりだったが、そのまま3代目カツオとして正式に演じることになった。
 
カツオの声が高橋と声質の異なる冨永に何の前触れもなく変わったことに視聴者から問い合わせが殺到したが、その後高橋の容態が知らされると励ましや回復、その後の番組復帰を願う声や手紙が沢山寄せられた。励ましの手紙の中にはサッカー日本代表の[[中田英寿]]や元F1レーサーの[[中野信治]]からの手紙もあり、高橋は病床で「私の宝物」と言って喜んでいた。