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{{複数の問題
|出典の明記=2017年5月12日 (金) 07:39 (UTC)
|参照方法=2017年5月12日 (金) 07:39 (UTC)
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[[File:Terror birds and Gastornis height comparison.jpg|250px|right|thumb|大きさの比較。左からケレンケン、[[フォルスラコス]]、ティタニス、ガストルニス。]]
[[Image:PhorusrhacosLongissimus-Skull-BackgroundKnockedOut-ROM-Dec29-07.png|thumb|right|フォルスラコスの頭骨]]
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=== アメリカ大陸での繁栄 ===
 恐鳥類は多くの大陸では新生代の前期、始新世には既に滅んでいった。しかし、海によって他の大陸から隔絶されていた[[南米大陸]]においては、フォルスラコス類が[[ティラコスミルス]]のような肉食性[[有袋類]]とともに長期間にわたって生態系の頂点に立ち、独自の進化を続け、繁栄していた。進化した有力な肉食性哺乳類が南米に進出できていなかったためと思われる。
 
 しかし、新生代の後期、[[鮮新世]]において、南米大陸が[[北米大陸]]と陸続きになったことで、南米の恐鳥類や肉食性有袋類は、[[ネコ科]]、[[イヌ科]]に代表される[[食肉目]]との競争にさらされる事になった。肉食性有袋類は姿を消してしまい、恐鳥類も頂点捕食者としての地位を占有することが難しくなり、彼らに対抗するために大型化の道を歩むこととなった。このことが環境変化に対する適応性を減少させ、後の彼らの絶滅の要因の一つとなった。しかし、ティタニスなど一部の種は逆に北米にも進出していった。そして鮮新世、それに続く[[第四紀]]の[[更新世]]に入っても、中南米、そして北米の一部では、[[スミロドン]]などの食肉目の大型肉食哺乳類と共にフォルスラコス類は尚も生態系の頂点の一角に君臨していた。
 
===絶滅===
 約40万年前に、最後のフォルスラコス類が姿を消し、恐鳥類は、絶滅したとされていたが、新たな化石の発見により、更に後の時代まで生存していたという説が近年、提唱されている。これによれば約1万5千年前に最終氷期の環境変化により、[[スミロドン]]や、[[ドエディクルス]]、[[メガテリウム]]、[[マクラウケニア]]などの、他の多くの大型動物と共に最後の恐鳥類([[ティタニス]])は絶滅したとされる。
 
== 脚注 ==
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=== 出典 ===
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== 参考文献 ==
{{No footnotes|section=1|date=2017年5月12日 (金) 07:39 (UTC)}}
* ヘーゼル・リチャードソン 『ネイチャー・ハンドブック : 恐竜博物図鑑』 [[新樹社]]、2005年、ISBN 4-7875-8534-7。
* ティム・ヘインズ、ポール・チェンバーズ 著、椿正晴 訳、[[群馬県立自然史博物館]] 監修 『よみがえる恐竜・古生物』 [[ソフトバンククリエイティブ]]、2006年。