「MW (漫画)」の版間の差分

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本作は「[[同性愛]]」と「[[猟奇殺人]]」を題材として扱っており、数多くの手塚作品の中で異彩なものとなっている。
 
タイトルであり作中の化学兵器の名でもある「MW」とは、主人公・結城が得意とする犯行の際の、[[女装]]や[[男娼]]的行為から「'''Man&Woman'''」との説がある。また、映画版公式サイトでは「Man&Woman」の他に「'''Mad Weapon'''」という説や、「'''180度回転させても同じなので『人の価値観は常に反転の可能性をはらんでいる』との解釈もある'''」と書かれている。また、映画のノベライズでは、賀来は「'''Monster Way'''」の意味だと解釈している。また「[[化学兵器]]の漏洩」というエピソードは、[[1969年]]7月8日に[[沖縄県|沖縄]]の[[アメリカ軍]]基地内の知花弾薬庫で起こった[[サリンVXガス]]漏洩事故が下敷きになっていると考えられる。
 
[[ビッグコミック]]で連載していた時、手塚治虫のチェックが済む前に、担当が「もう時間がない、絶対落とせない」と原稿を持って行ってしまい、背景が真っ白で掲載されてしまった事があった。雑誌が発売された時、手塚治虫はよっぽど悔しかったのか、アシスタントの前であったにもかかわらず、泣いてしまった<ref>第12話「漫画手塚学校」、漫画:[[吉本浩二]]、原作:[[宮崎克]]『[[ブラック・ジャック創作秘話〜手塚治虫の仕事場から〜]]』([[秋田書店]])3巻</ref>。