「装甲兵員輸送車」の版間の差分
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== 概要 ==
[[自動車]]が発明されると、これを軍事利用しようという動きが生まれた。また、[[第一次世界大戦]]の[[マルヌ会戦]]において[[フランス軍]]は[[パリ]]市の[[タクシー]]をすべて徴用することで迅速な兵員輸送を行うことに成功し、[[ドイツ軍]]を撃退している。
前者の例は補給部隊の効率向上策だが、後者の例では前線近くまで兵員を輸送しており、[[鉄道]]の無いところに[[騎兵]]以外の部隊を迅速に投入できるという利点を認められた。これにより第一次大戦以降、各国軍は自動車で移動する[[自動車化歩兵]]部隊を創設するようになる。用いられたのは[[装甲]]のない大型軍用[[貨物自動車|トラック]]であり、巻き込まれる場合を除いて砲火を交える戦場に自動車が入り込むようなことは想定されていなかった。これは、自動車はあくまでも前線までの移動手段で、戦闘地域の前で降車して徒歩戦闘に移るという考えに基づく。軍用トラックであっても、不整地走破能力に乏しく、戦場の真っただ中で立ち往生することが危惧されたためである。
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[[冷戦]]中に[[歩兵戦闘車]](IFV)が開発された。歩兵戦闘車は[[機甲部隊]]のように兵員輸送車両にも戦闘参加が求められる部隊で装甲兵員輸送車(APC)を更新した。
[[ファイル:Patria AMV Karlovac 2009 9.jpg|thumb|250px|
現在では取得・運用コスト低減のため[[装輪装甲車|装輪式]]の装甲兵員輸送車が登場している。整備性の良さから海外任務([[自衛隊海外派遣]])での運用に向いており、[[陸上自衛隊]]でも[[自衛隊イラク派遣|イラク派遣]]で活用した。[[アメリカ陸軍]]では[[旅団戦闘団#ストライカー旅団戦闘団|ストライカー旅団戦闘団]](SBCT)と呼ばれる緊急展開部隊に重点配備している。しかし、摩擦抵抗の少ない車輪の物理的特性から舗装された道路を走る分には効率が良い反面、不整地を苦手とするため、本格的な野戦には向いていない。
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{{RUS}}
* [[BTR-90]]
* [[クルガネツ-25|B-10]]
* [[ブーメランク|K-16]]
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