「航空母艦」の版間の差分

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[[File:Cvnanim.gif|thumb|220px|[[飛行甲板]]]]
[[File:F-18 - A 3-wire landing.ogv|thumb|220px|[[F/A-18 (航空機)]] 航空機の着陸、ビデオ]]
[[File:F18_operation_uss_carl_vinson.ogv|thumb|220px|[[F/A-18E/F (航空機)]]、[[着陸]]と[[着陸]]、[[カール・ヴィンソン_(空母)|カール・ヴィンソン]]]]
 
:飛行甲板には、艦の後部から左舷に向けて斜めに設けた'''アングルド・デッキ'''がある。直線の甲板では発艦と着艦の動線軸が重なっているため、着艦の際に発艦待機中の搭載機と衝突する危険もあり、発着作業を同時に行うことができなかった。アングルド・デッキは空母の軸線から約9度ずらして設計されており、エレベーターや駐機スペースは着艦動線から外れた部分に設置されるため、事故も起こりにくく、デッキの先も海であるため、着艦に失敗した場合の緊急再離陸、緊急停止装置の使用、オーバーランも危険が少なく、発着艦作業も同時に行える(ただし、同時に行うことはほぼない)。1950年代にイギリスが考案し、1952年にアメリカがエセックス級空母「アンティータム」を改造してから装備が始まった<ref>野神明人、坂本雅之『図解 空母』新紀元社58頁</ref>。ソ連のキエフ級空母にも斜め甲板が採用されたが、これは艦橋の前部にミサイルや砲塔などの固定武装を搭載したためで、発着を重視したアングルド・デッキとは意図が異なる<ref>野神明人、坂本雅之『図解 空母』新紀元社59頁</ref>。アングルドデッキは垂直離着陸機を使用する軽空母では特に必要とされないため基本的には採用されない。