「カヴール (空母)」の版間の差分

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=== 個艦防御機能 ===
[[File:Cavour island structure 02.jpg|thumb|250px|各種レーダードームを配した艦橋]]
「ジュゼッペ・ガリバルディ」は、[[フリゲート]]並みとも称される重装備で知られていたが、本艦では自も(同規模の艦艇である「[[フアン・カルロス1世 (揚陸艦)|フアン・カルロス1世]]」や「[[いずも型護艦]]」を比較しても。)重装備ほぼ限定された軽近い装備となって他国の軽空母と同程度となっている。
 
防空武器システムとしては[[PAAMS]]を装備しているが、これも個艦防空用の縮小構成となっており、[[艦対空ミサイル]]は[[艦対空ミサイル#個艦防空ミサイル|短射程型]]の[[アスター (ミサイル)#アスター15|アスター15]]、[[シルヴァー (ミサイル発射機)|シルヴァー]] [[VLS]]も小型のA43型とされており発射セルはアイランド前方の右舷側の張り出し部と左舷艦尾側に配置されている。[[レーダー]]も[[EMPAR]]多機能レーダーのみとされドームがアイランド頂部に配置された。他に航空機管制用を兼ねた長距離対空捜索用レーダーとして、[[SMART-L]]の代わりに[[RAN-40L]] [[3次元レーダー]]がアイランドに搭載されている<ref name="mechanism"/>。
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近接火器としては、イタリア海軍の他の艦と同様、[[機関砲]]による[[CIWS]]は装備していないが、替わりに[[オート・メラーラ 76 mm 砲|オート・メラーラ 76mmスーパー・ラピッド砲]]を[[砲塔|単装砲塔]]で艦首側に1基と右舷艦尾側に1基の計2基を搭載する予定とされている。他に同じくオート・メラーラ 25mm機関砲を単装砲架で3基搭載して近接防御に使用する<ref name="mechanism"/>。
 
水面下にはガリバルディが持っていたような大型の[[ソナー#パッシブ・ソナー|バウ・ソナー]]は備えていないが、[[機雷]]探知用のWASS小型ソナーは装備している。また、対[[魚雷]]防御用のSLAT発射機 2基のほか、対ミサイルのソフト・キル用として、標準的なSCLAR-H [[チャフ]]・[[デコイ (兵器)|デコイ]]発射機を2基備えている。この自艦防衛装備に関しては[[海上自衛隊]]が保有する[[いずも型護衛艦]]との類似性が指摘されており、「カヴール」単体としての規模や任務目的も同様の艦艇(欧州型軽空母)として例示される事が多い艦艇である。<ref name="mechanism"/>。
 
また、本艦は、SADOCシリーズの[[戦術情報処理装置]]を備えており、[[リンク 16]]に対応している。