「養子的キリスト論」の版間の差分

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{{出典の明記|date=2011年12月}}
'''養子的キリスト論'''(ようしてきキリストろん、Adoptionism)は、[[三位一体モナルキア主義]](一位神の一つで、イエスが[[洗礼者ヨハネ]]による[[洗礼]]、[[復活 (キリスト教)|復活]]、もしくは[[キリストの昇天|昇天]]の際に神の子とし力を受け神の子になった(adopted)とする論<ref name="sonobe">『初代教会史論考』pp.172-177。</ref>。養子説・養子論ともいう。{{仮リンク|サラミスのエピファニオス|en|Epiphanius of Salamis}}によれば、キリストが養子として選ばれたのは、キリストによる神の意思への罪のない(sinless)[[ディヴォーション (キリスト教)|献身]]の為である<ref>Epiphanius of Salamis (403 CE). pp. 30:3 & 30:13.</ref>。
勢力論(デュナミス)的モナルキア主義であり、キリスト常人論([[キリスト人間説]])もこれに含まれる<ref name="sonobe" />。
 
[[キリスト教]]の[[正統教義]](父・子・[[聖霊]]は[[三位一体]]であるとする)に反し、[[異端]]とされる。
 
キリストの神性を強調する[[様態論]](modalism, [[サベリウス主義]])とと[[モナルキア主義]](単一神論)の1つであるが、養子論とは正反対の立場に立つ。
 
==2世紀のエビオン派==
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==アベラール==
12世紀の神学者[[アベラール]]が唱えた三位一体説は、[[単性一位神]]・新養子論とされて(?)異端を宣言された。しかし、実際のアベラールの思想からは曲解されており、三位一体を理性的に解釈しようとしたこと自体が非難されたものだという。
<!---*12世紀、[[アベラール]]の唱えた説(「新養子論」)。その後14世紀からの何人かの神学者の説。 --->
<!----コメントアウトした部分は養子論(Adoptionism)英語版より---->
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== 脚注 ==
<references/>
 
== 参考文献 ==
*『初代教会史論考』[[園部不二夫]]著作集<3>、キリスト新聞社、1980年12月。
 
{{christ-stub}}
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[[Category:キリスト論]]
[[Category:非三位一体論]]
[[Category:異端]]