「中央セム諸語」の版間の差分

 
== 特徴 ==
音声上、[[強調音]]はほかの西セム語(エチオピアの諸言語や[[現代南アラビア語]])では[[入破放出音]]として実現されるが、中央セム語、とくにアラビア語では[[咽頭化]]子音(ただし q は[[口蓋垂音]])が現れる<ref>Faber (1997) p.8</ref><ref>Huehnergard (2004) p.144</ref>。
 
形態上は、未完了形の語幹がアッカド語・エチオピアの言語・現代南アラビア語に残る([[セム祖語]]に由来する)形であるC<sub>1</sub>aC<sub>2</sub>C<sub>2</sub>VC<sub>3</sub>ではなく、C<sub>1</sub>C<sub>2</sub>VC<sub>3</sub>の形をしていることがあげられる。たとえばアラビア語で「彼は殺す」(語根 q-t-l)は ya-qattal にはならず、ya-qtulu として現れる(ヘブライ語では {{unicode|yi-qṭol}})。この語幹は表面的には要求法<ref>主にヘブライ語文法では「指示形」とも呼ばれる</ref>(jussive)の形である ya-qtul に類似している<ref>Faber (1997) pp.8-9</ref>。