「SI接頭語」の版間の差分

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=== 実際に使用される接頭辞の例 ===
* 質量: ヘクトグラム、グラム、ミリグラム、マイクログラム、およびそれよりも小さいものが使用される。しかし、[[メガグラム]]や[[ギガグラム]]およびそれ以上に大きいものが使用されるのはまれであり(しかしながら国際単位系ではそれを優先して使用することを推奨しているが)、現状では代わりに併用を認めている[[トン]]や指数表記が使用される。その理由は、トンの方が歴史的長く使用され、しかも幅広く認知されているためである。一方、トンと等しいメガグラムは、非SIのトンとSIに基づくトンを明確に区別するために用いられることがある。しかしながらグラムにSI接頭辞をつけて「ギガグラム」や「テラグラム」のように使うことができるものの、トンには、本来はSI接頭辞をつけて「メガトン」のように使うことはできない。そのためには、例えば{{math|75メガトン}}というならば{{math|75×10{{sup|6}}トン}}のほうが正しい。
* リットルによる体積: リットル、デシリットル、センチリットル、ミリリットル、マイクロリットル、およびそれよりも小さいものは使用される。大きなものでは、キロリットル、メガリットル、ギガリットルが使用される。<!-- 英語版ではヘクトリットルがよく使われると書かれているが??? -->
* 長さ: キロメートル、メートル、[[デシメートル]]、センチメートル、ミリメートル、およびそれ以下のものが使用される。しかし[[メガメートル]]、[[ギガメートル]]、およびそれ以上のものが使用されるのはまれである。その大きな長さ(距離)を示すときには[[天文単位]](150Gm弱)、[[光年]](9.46Pm強)、[[パーセク]](約30.9Pm)が使用されている。天文単位は非SI単位であるがSIと併用して良い単位とされている。
* 時間: [[秒]]、ミリ秒、マイクロ秒、およびそれより小さなものは使用される。秒よりも大きな時間には通常は[[分]]、[[時間 (単位)|時]]などや[[指数表記]]が使用される。また、秒にSI接頭辞を付けて「キロ秒」、「メガ秒」のように使うことはできるが、分や時間にSI接頭辞を付けて「キロ分」のように使うことはできない。そのためには、例えば{{math|16メガ分}}と言うなら{{math|16 &times; 10{{sup|6}}分}}の方が正しい。