「中央セム諸語」の版間の差分

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(サイハド語について)
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== 概要 ==
中央セム諸語という分類は比較的新しいものである。伝統的な分類では、セム語派のうち[[アッカド語]]を除く西セム諸語は[[北西セム語]]と[[南セム語]]に2分され、前者にカナン諸語やアラム語、後者にアラビア語や[[アムハラ語]]などが属していた。しかしこの分け方は地理的・文化的な根拠にもとづいており、言語学的な根拠はほとんど存在しない<ref>Faber (1997) p.5</ref>。
 
これに対して1970年代に{{仮リンク|ロバート・ヘツロン|en|Robert Hetzron}}は形態論における革新を根拠にして西セム諸語を再整理し、従来の北西セム語にアラビア語を加えた中央セム諸語を立てた<ref name="f">Faber (1997) p.6-7</ref>。
 
== 下位分類 ==
中央セム諸語は[[アラビア語]]、北西セム諸語、[[サイハド語]](古代南アラビア語)に分かれる。このうちサイハド語は[[南セム諸語]]に含められる場合もあるが<ref name="f"/>、動詞の未完了形が中央セム諸語の改新形であると考えられることを根拠に、中央セムに含めた方がよいとされる<ref>Hackett (2009) p.931</ref><ref>Huehnergard (2004) p.141</ref>。北西セム諸語はカナン諸語、アラム語、ウガリット語、および{{仮リンク|テル・デイル・アッラー|en|Deir Alla}}の碑文([[バラム (旧約聖書)|バラム]]碑文)の言語を含む<ref name="f"/>。
 
== 批判 ==