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Soymouse (会話 | 投稿記録)
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=== イスラム文化圏 ===
当初は[[ムハンマド]]に始まる世襲の[[カリフ]]の権勢が及ぶ範囲を王朝と定義できたが、[[ムスリム]]内での対立により10世紀にはカリフが乱立したりなどして権威が失墜、その後は[[スルタン]]、[[シャー]]、[[ハーン|ハン]]などの[[君主号]]で有実力者が台頭し世襲した。[[ペルシャ]]、[[シリア]]、[[アラビア]]などは古代ギリシア語による地方名の[[外名|エクソニム]]であったが、君主は対外的には[[帝政]]<ref>地域の首長である[[王国]]ではなく、族長や諸王国を統率する[[君主制]]であるため[[王政]]とは区別される。</ref>を敷いていたため、しばしば歴史家によって権勢の及ぶ範囲を国家に相当する領土範囲と認め、[[ササン朝]]、[[セレウコス朝]]、[[ファーティマ朝]]、[[アッバース朝]]などの王朝名で国名に代替した経緯がある<ref>ラテン語の[[インペリウム]]で説明される君主制では[[国号]]の有無を問わない。</ref><ref>イスラム世界の思想では、すべての人間は理想とする指導者の権勢下で統一されるべきとされ、それは唯一であるため他と区別するための国名を持つ必要がない。</ref>。現代でも、例えば[[サウジアラビア]]は「[[サウード家]]のアラビア地域の王国」を意味している。もっとも、いくつかある諸権勢を1つに束ねられるさらに大きな大権が登場したときには、西欧の定義に倣ってこれを「[[帝王]]」と認め[[帝国]]を定義している。
 
=== 日本の王朝 ===