「ヨハネによる福音書3章16節」の版間の差分

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[[File:Fritz von Uhde - Christus und Nikodemus (ca.1886).jpg|thumb|right|250px|[[イエス]]と[[ニコデモ]]([[フリッツ・フォン・ウーデ]]画)]]
'''ヨハネによる福音書3章16節'''(-ふくいんしょさんしょうじゅうろくせつ)は[[聖書#キリスト教|キリスト教聖書]]・[[新約聖書]]の[[ヨハネによる福音書]]の3章16節の文章で、聖書の中でも引用される機会が多い文章である。聖書全体を一文で要約するとこの文章になるという意味で「[[ミニバイブル]]」(Mini Bible)と呼ぶ人たちもいる。
 
==日本語聖書の引用==
『[[ヨハネによる福音書]]』の第3章第16節を引用すると。
<ul>
神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。([[新共同訳聖書]])
<p>
神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。([[新改訳聖書]])
<p>
神はそのひとり子を賜わったほどに、この世を愛して下さった。それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである。([[口語訳聖書]])
</ul>
 
==前後の状況==
この文章は、『ヨハネによる福音書』の第2章で[[イエスの奇跡#最初の奇跡|イエス・キリストの最初の奇跡]]といわれる「[[カナの婚礼]]」があり、また[[過越し祭]]中の[[エルサレム]]の神殿で商人たちを追い出した後、次の第3章で[[イエス]]の[[宣教]]の比較的に初期のこととして書かれている。
 
第3章前半では[[ユダヤ人]]でも[[ファリサイ派]]に属していて議員も務める[[ニコデモ]]が登場して、彼はイエスの比較的理解者で、イエスにいくつか質問をする。それに対して、イエスが答えた中で、上の第3章第16節の言葉を語られる。第3章後半では、[[洗礼者ヨハネ]]の話が続く。
 
==意見==
[[新島襄]]は「これは新約聖書の富士の山、[[富士山]]である」といい、[[マルティン・ルター]]は「これは聖書の縮図、また小さき[[福音書]]である。」といったという。 <ref> [http://kuroisochurch.holy.jp/2016-12-4/ ヨハネ福音書3章16-21節(日本イエス・キリスト教団・黒磯教会 )] </ref>
 
==世界の聖書==
世界の様々な言語で翻訳が行われているが、意味するところは同じである。(C1は紀元1世紀など。)
{| class="wikitable"
|-
! 世紀と言語 !! 訳本 !! ヨハネ3:16
|-
| C1, [[ギリシャ語]] ||原典 [[コイネー]] || {{lang|grc|Οὕτως γὰρ ἠγάπησεν ὁ θεὸς τὸν κόσμον, ὥστε τὸν υἱὸν τὸν μονογενῆ ἔδωκεν, ἵνα πᾶς ὁ πιστεύων εἰς αὐτὸν μὴ ἀπόληται ἀλλ᾽ ἔχῃ ζωὴν αἰώνιον.}}<br>読み方:''Houtōs gar ēgapēsen ho theos ton kosmon, hōste ton huion ton monogenē edōken, hina pas ho pisteuōn eis auton mē apolētai all᾽ echē zōēn aiōnion.''
|-
| C4, [[ラテン語]] || [[ヴルガータ]] || Sic enim Deus dilexit mundum, ut Filium suum unigenitum daret: ut omnis qui credit in eum, non pereat, sed habeat vitam æternam.
|-
| C16, [[ドイツ語]] || [[ルター聖書]] || Denn also hat Gott die Welt geliebt, dass er seinen eingeborenen Sohn gab, auf dass alle, die an ihn glauben, nicht verloren werden, sondern das ewige Leben haben.
|-
| C17, [[英語]] || [[欽定訳聖書|欽定訳聖書KJV]] || For God so loved the world, that he gave his only begotten Son, that whosoever believeth in him should not perish, but have everlasting life.
|-
| C19, [[フランス語]] || [[:fr:Bible Segond|La Bible Segond]] || Car Dieu a tant aimé le monde qu'il a donné son Fils unique, afin que quiconque croit en lui ne périsse point, mais qu'il ait la vie éternelle.
|-
| C20, [[中国語]]繁体字 || [[和合本]] || 神愛世人,甚至將他的獨生子賜給他們,叫一切信他的,不至滅亡,反得永生。
|-
| C20, [[英語]] || [[新国際版聖書|新国際版聖書NIV]] || For God so loved the world that he gave his one and only Son, that whoever believes in him shall not perish but have eternal life.
|-
| C20, [[英語]] || [[:en:New Revised Standard Version|NRSV]] || For God so loved the world that he gave his only Son, so that everyone who believes in him may not perish but may have eternal life.
|-
| C20/21, [[中国語]]簡体字 || [[和合本#和合本修訂版|和合本修訂版]] || 神爱世人,甚至将他独一的儿子赐给他们,叫一切信他的人不致灭亡,反得永生。
|}
 
==参照項目==
* [[大宣教命令]]
 
==脚注==
{{Reflist}}
 
==外部リンク==
 
{{DEFAULTSORT:よはねによるふくいんしよさんしようしゆうろくせつ}}
[[Category:新約聖書]]