「UCIワールドツアー」の版間の差分

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[[2005年]]より開始された[[UCIプロツアー]]は、[[国際自転車競技連合]](UCI)主導による規範的な制度という側面が強く、[[アモリ・スポル・オルガニザシオン]](ASO)ら、[[グランツール]]主催者と齟齬をきたし、[[2008年]]の同シリーズ戦では、[[ツール・ド・フランス]]、[[ジロ・デ・イタリア]]、[[ブエルタ・ア・エスパーニャ]]をはじめとする前年までの、11の対象レースが離脱する騒動になった。
 
これに対抗すべく同年、UCIは仮称として、同年開催の[[2008年北京オリンピックにおける自転車競技・男子個人ロードレース|北京オリンピック・個人ロードレース]]、[[世界選手権自転車競技大会ロードレース2008|世界選手権・個人ロードレース]]、[[ツール・ド・フランス2008|ツール・ド・フランス]]の3レースを、UCIワールドツアーとする案を出したが、ASOらは、ジロ・デ・イタリアとブエルタ・ア・エスパーニャなどのレースが、大陸別シリーズ戦である[[UCIヨーロッパツアー]]に組み入れられることに対して猛反発し、結局、ツール・ド・フランスら11レースは、ロードレースの年間シリーズ戦に全く加わらず、単発的なロードレース大会として開催された。
 
こうした事態を打開するべく、同年8月に行われたUCIとASOの親会社であるエディシオン・フィリップ・アモリ(EPA)との間で、歴史的和解が行われ、[[2009年]]シーズンからは、2007年までのUCIプロツアーにおけるシリーズ戦と類似した年間シリーズ戦である、[[UCIワールドカレンダー]]として再出発することになったが、[[UCIプロチーム]]が優先的に参加することが可能なUCIプロツアー(UPT)は引き続き維持される(当初14レース、2010年シーズンに2レース追加される)一方、UCIプロチームに限らず、主催者の裁量によって参加チームを決めることが可能な、グランツール主催者が行う10レースについては「ヒストリカルレース」(HIS)に分類され、UCIプロツアーとはいまだ袂を分かつ形となったことから、2種類のシリーズ戦が混在するいびつさが残っていた。