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== 温度の物理学史 ==
物体の寒暖の度合いを定量的に表そうという試みを初めて行ったのは異説はあるが[[ガリレオ・ガリレイ]]であると考えられている。ガリレイは空気の[[熱膨張]]の性質を利用して物体の温度を計測できる装置、すなわち[[温度計]]を作成した。ガリレイの作った温度計は気圧などの影響を受けてしまうために実際に温度を定量的に表すには及ばなかったが、このように物質の温度による性質の変化を利用して、寒暖の度合いを定量的に表そうという試みは以後も続けられた。初めて目盛付き温度計により数値によって温度を表現しようとしたのは[[オーレ・レーマー]]である。レーマーは水の沸点を60度、水の融点を7.5度とする温度目盛を作成した。温度目盛を作成するにはこのように任意の2点の定義定点が必要となる。多くの独自の温度目盛りが作成されたが、現在では日常的には[[アンデルス・セルシウス]]によって作成された[[摂氏]]温度目盛、[[ガブリエル・ファーレンハイト]]によって作成された[[華氏]]温度目盛が主に使用されている。
 
かつては温度と[[熱]]の概念の区別が明確にされていなかった。温度と熱の違いに初めて気が付いたのは[[ジョゼフ・ブラック]]であると考えられている。ブラックは氷が[[融解]]している最中は熱を吸収しても温度が変化しないことを発見した([[潜熱]])。また温度の違う同質量の水銀と水を混ぜる実験を行い、それぞれ水と水銀の温度変化にある定数を掛けた量が常に等しくなることを発見した。これは[[熱容量]]の概念であり、温度変化に乗ずる定数が熱容量に相当し、常に等しくなる量は移動する熱量である。これらの実験により温度と熱が異なる概念であることが確立された。
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