削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
17行目:
 
* 前述の「(主君を)三度諫めて聞かざれば、すなわちこれを逃(さ)る」とは、[[春秋戦国時代]]の中国社会において、君主が代を変える際、都合の悪い家臣や用済みとなった家臣をよく殺害していたためであり(『[[史記]]』)、「挍兎(こうと)死して走狗烹(に)られ~」の語に表れている。これに対し、中世以降、武家国家となった日本の場合、家臣達が[[主君押込]](幽閉)という形で主君から去らず、忠を保っている。これも家=組織を守るという武家の認識上(前述)からの差異であり、『史記』では「飛鳥尽きて良弓蔵さる」とあるように、戦乱が終わり、太平となった場合、武人を用済みとする考え方があるが、日本の場合、大名も家臣も武家身分であり、武人が支配層であるため、文人道徳である儒教との解釈に差異が生じている。
*忠は人間以外の動物にも求められることがあり、日本では[[忠犬ハチ公]]が例といえる(忠犬の話自体は、『日本書紀』の[[捕鳥部万]]の犬にもみられる)。
 
== 脚注 ==