「ハノーヴァー万国博覧会」の版間の差分

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KOH-han (会話 | 投稿記録)
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民間の寄付金は建設費に関する負担金であり、収益と結びつけるのは誤りなため脚注を訂正しました
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[[20世紀]]最後の万博にしてドイツ初の大型国際博覧会でもある。世界中が地球温暖化等の環境問題に直面する中、テーマを「Mensch, Natur und Technik(人間・自然・技術)」と定め、環境万博を名乗った。会場面積は約160haで、既存の見本市会場で世界最大の[[ハノーファー国際見本市会場]]の敷地を利用する形で行われ、万博後のメッセの機能向上や知名度向上が期待されていた。191の国や機関が参加(万博史上最多)することになり、ドイツがヨーロッパのほぼ中央に位置することから、人が集まりやすいと考えられ、目標入場者数もかなり多めに推定された。総入場者数は1800万人を記録したが、約24億マルク(約1200億円)の大赤字を生む悲惨な結末となった。総工費が4000億円で赤字額が1200億円なので、結果的に5200億円を国とハノーファー市が半分づつ返済することに合意したが、立件された人物が誰もおらず当然烈火の如く批判された。<ref>[https://archive.is/X3Pkt 外部リンク]</ref>
 
次の万博である[[2005年日本国際博覧会]]は、ハノーヴァー万博の課題を引き継ぐ形で計画が進められた。しかし、こちらはハノーヴァーのような予算の無駄遣いをしなかったため<ref>ただし総工費1,350億円に対して、総収入は最終黒字100億+民間寄付450億であるため、450+100-1350=800億円の損失が発生した。[[上海万博]]では愛知万博とは比較にならないほどのインフラ整備費が発生したため、最終黒字では取り戻せていない。[https://archive.is/RFjKI 外部リンク]</ref><ref>[http://www.jace.or.jp/archives/0601/000064.html 外部リンク]</ref>
最終黒字を予想より多く計上して終わり、ハノーヴァー万博の失敗があったためか[[博覧会国際事務局]](BIE)から高く評価された。