「現代自動車」の版間の差分

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== モータースポーツ活動 ==
=== ラリー ===
[[File:ThierryHyundai-Motorsport Neuvillevinner RallyTour-de-Corse Sweden 2014 0022.jpg|250px|thumb|right|[[ヒュンダイ・i20 WRC(2014年)クーペWRC|i20クーペWRC]]]]
[[File:Hyundai vinner Rally Sweden 1.jpg|250px|thumb|right|2018年[[ラリー・スウェーデン]]での優勝]]
1994年より[[アジアパシフィックラリー選手権|アジア・パシフィックラリー]]に[[ヒュンダイ・エラントラ|エラントラ]]で出場しラリー・オーストラリアでA7クラス別総合優勝を果たしている<ref>[http://www.ewrc-results.com/final.php?e=522&s=&sct=76&ct=2&t=Telecom-Rally-Australia-1994 7. Telecom Rally Australia 1994>APRC>A7] - eWRC-results.com</ref>。翌1995年からは[[ヒュンダイ・エラントラ|アバンテ(エラントラの二代目モデル以降の韓国名)]]・[[ヒュンダイ・クーペ|ティブロン]]などで参戦し幾つかのラリーで優勝を経験した。
 
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しかし、{{WRC|2003}}途中に[[マネージメント]]を委託している[[イギリス|英国]]の運営チーム「モータースポーツデベロップメント (MSD) 」との衝突により、シーズン途中から参戦を取りやめた。全戦参戦が義務付けられているにもかかわらずシーズン途中で撤退したことにより、[[国際自動車連盟]] (FIA) から罰金100万[[米ドル]](約1億600万円)を支払う命令が下され、法廷闘争を経て現代自動車は罰金の納付を確約させられた。
 
{{WRC|2014}}にWRCに復帰。[[ドイツ]]の[[アルツェナウ]]に独自に完全子会社「'''ヒュンダイ・モータースポーツ''' (Hyundai Motorsport GmbH、HMSG) [https://motorsport.hyundai.com/]」を設立し、[[ヒュンダイ・i20 WRC|i20 WRC]]を開発した<ref>巷には[[プロドライブ]]が開発・オペレーションを行っているとする説があるが、実際はプロドライブの経験者が加入しているだけなので誤りである。</ref>。チーム代表は[[トヨタ]]や[[プジョー]]のWRCマシン開発にも携わったミシェル・ナンダン。デビュー年の[[ラリー・ドイチュラント|ラリー・ドイツ]]では[[ティエリー・ヌービル]]がヒュンダイのWRC初勝利を記録した。以降2018年終了時点まで通算9勝を挙げ、3年連続でドライバー・コドライバー・マニュファクチャラーズ選手権2位を獲得している。
{{main|ヒュンダイ・i20 WRC|ヒュンダイ・i20クーペWRC}}
 
2017年には[[グループR|グループR5]]規定のi20も開発。加えてこのR5車両を用いた若手育成プログラムを発足させており、[[世界ラリー選手権#WRC2|WRC2]]にワークス参戦を始めている。
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=== サーキット ===
[[File:Hyundai i30 N TCR, IAA 2017, Frankfurt (1Y7A3191).jpg|200px|thumb|right|[[ヒュンダイ・i30|i30 N TCR]](2017年)]]
2017年に[[TCR_(自動車競技)|TCR]]規定の「i30 N TCR」を開発し、TCRヨーロピアン・トロフィーでi30の開発ドライバーであり[[WTCC]](世界ツーリングカー選手権)王者でもある[[ガブリエル・タルキーニ]]が優勝デビューウィン飾っしている<ref>[http://www.as-web.jp/overseas/176419?all TCR“世界一決定戦”はホンダ、ヒュンダイが勝利も、総合ポイントでプジョーに軍配]</ref>。2018年には[[WTCC]]に代わって誕生するWTCR(世界ツーリングカーカップ)に、2チームがi30でフル参戦する。BRCレーシングのドライバーはタルキーニとノルベルト・ミケリス<ref>[https://jp.motorsport.com/wtcr/news/wtcr-上限である全26台のエントリーを確認したと発表-1001477/ WTCR、上限である全26台のエントリーを確認したと発表]</ref>、イヴァン・ミュラーレーシングからは[[イヴァン・ミュラー]]とテッド・ビョークで、合わせて3人のWTCC王者が揃い踏みした。開幕戦モロッコのレース1ではi30が1-2、レース3では1-2-3を決めるなど圧倒的な速さで勝利<ref>[https://www.as-web.jp/overseas/357433?all 2018.04.09 新生WTCR開幕、56歳の老兵タルキーニが3戦2勝で歴史に名を刻む初代勝者に AUTOSPORTweb]</ref>。その後も終始選手権をリードし続け、ヒュンダイ韓国車としては初となるFIA主催選手権ワールドカップのドライバー・チームチャンピオンを獲得した。i30 N TCRは北米の[[PWC]](ピレリ・ワールド・チャレンジ)でも猛威を振るい、[[ブライアン・ハータ|ブライアン・ハータ・オートスポーツ]]のオペレーションによりチャンピオンとなっている。
 
[[ニュルブルクリンク24時間レース]]にも2013年から市販車のi30で参戦しており、2014年~2016年まで同クラスを3連覇した<ref>[http://www.racingsportscars.com/results/Nurburgring-2015-05-17.html Nürburgring 24 Hours]</ref>。2017年は排気量を1.6リッターから2.0リッターへと上げてSP3Tクラスへ戦場を移し、クラス4位で完走した<ref>[https://www.hyundai.com/worldwide/en/meet-hyundai/motorsport/nur-24 Hyundai Nürburgring 24-Hour Race]</ref>。2018年のニュル24時間にはTCRクラスにi30 N TCRで参戦し、2位表彰台を獲得している。