「シリウス」の版間の差分

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シリウスAは誕生から約10億年後に、[[核融合反応]]に不可欠な、中心部にある[[水素]]を全て使い切ってしまうと考えられている{{R|Kervella2003}}。この時点で、シリウスAは赤色巨星となり、そしてその後、白色矮星へ進化するとされている。
 
シリウスAのスペクトルに[[鉄]]などの重元素の吸収線が強く見られる{{R|SolStation|Kervella2003}}ことから、シリウスAは[[Am星]]に分類されている{{R|auriere2010}}。水素と鉄の質量比で表されるシリウスAの[[金属量 (天文)|金属量]]は<math chem>\scriptstyletextstyle\left[\frac\ce{Fe}\ce{H}\right]=0.5</math>{{R|Qiu2001}}で、これは金属量が太陽の10<sup>0.5</sup>倍、すなわち太陽の大気と比べて316%の鉄があることを示している。恒星表面の金属量が高いことは、恒星全体が同じくそうであることを示す訳ではない。鉄や重元素は、恒星中心からの放射圧によって表面へと浮揚されたものである{{R|Kervella2003}}。
 
=== シリウスB ===