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{{複数の問題
| 出典の明記 = 2018年11月
|独自研究=2009年8月
|cleanup=2009年8月
|未検証=2009年8月
}}
'''概念'''(がいねん)は、[[命題]]の[[要素]]となる[[項]]({{lang-en-short|concept}})が表すものであり、言い換えれば、[[言語|それが言語で]][[構成|表現]]された場合に名辞({{lang-en-short|concept}})となるものが概念である。[[事象]]に対して、[[抽象|抽象化]]・ 普遍化してとらえた、[[思考]]の基礎となる基本的な形態として、[[脳]]の[[機能]]によってとらえたもの
 
[[事象]]に対して、[[抽象|抽象化]]・ 普遍化してとらえた、[[思考]]の基礎となる基本的な形態として、[[脳]]の[[機能]]によってとらえたもの。
 
[[哲学]]では概念を「{{lang|fr|notion}}」(フランス語)、{{lang|de|Begriff}}(ドイツ語)というが、日常的に {{lang|fr|concept}}(フランス語)、{{lang|de|Konzept}} (ドイツ語)という。日本語訳は'''[[西周 (啓蒙家)|西周]]'''によって造られた。
 
== 名辞 ==
参照:[[{{See also|言葉]]、[[|意味]]、[[|文化]]、[[|論理学]]}}
[[言葉]]が[[文]]の[[要素]]であるように、概念は[[命題]]の要素である。概念が言葉で表現されたものを{{読み仮名|'''名辞'''|めいじ}}という。ひとつの命題として{{quotation|AはBである}}とした場合に、「A」を'''主辞'''、「B」を'''賓辞'''という。
 
特に抽象名辞(抽象概念)は、言語や数字や記号で[[現実]]世界を表す。または現実にないものをあるものとして存在させるために表現する手段である。
 
[[言葉]]が[[文]]の[[要素]]であるように、概念は[[命題]]の要素である。概念が言葉で表現されたものを{{読み仮名|'''名辞'''|めいじ}}という。ひとつの命題として{{quotation|AはBである}}とした場合に、「A」を'''主辞'''、「B」を'''賓辞'''という。特に抽象名辞(抽象概念)は、言語や数字や記号で[[現実]]世界を表す。または現実にないものをあるものとして存在させるために表現する手段である
参照:[[言葉]]、[[意味]]、[[文化]]、[[論理学]]
 
== 作品の概念・コンセプト ==
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とはいえこの用法は、いわば[[比喩]]的表現であって、本来の普通の意味で用いられている「概念」、つまり抽象的認識作用のことを意味するのではないであろう。もしも絵画や音楽によって表現され、我々に何らかの印象もたらす芸術作品が端的に概念に変換されうるものであれば、わざわざ楽器や絵を用いずとも、概念によって表現すれば、制作も他者への情報伝達も極めて容易であるから。たとえば花の絵があるとして、その絵は単なる「花」という概念よりも多くの[[情報]]を持ち、我々はそれによって単なる概念以上に何らかの心的影響を受けている。そうであるならば「作品とは概念を表現するものである」という説明は実際に起きていることと[[矛盾]]している。さらに、もしも概念によって芸術的技能に寄与することがあるとすれば、わざわざ楽器や絵画の実際的練習を積まずとも、教則本などによって概念による抽象的認識を得ればそれで事足りるはずであるが、実際はそうではない。ゆえに、概念を「言葉を用いた抽象的認識」と定義するならば、この項に書かれているような意味で「概念」という語を用いるのは適切ではない。
 
==脚注==
<references />
== 関連項目 ==
* [[概念地図]]