「三重水素」の版間の差分
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日本においては、[[原子力発電所|発電用原子力施設]]で発生する液体状の放射性廃棄物については、時間経過による[[放射能]]の[[減衰]]、大量の水による[[希釈]]といった方法で、排水中の[[放射性物質]]の[[濃度]]を規制基準を超えないように低減させた上で排出することとなっている<ref>[http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S53/S53F03801000077.html#1000000000000000000000000000000000000000000000009000000000000000000000000000000 実用発電用原子炉の設置、運転等に関する規則]九十条六・七、[[#規制基準資料|規制基準資料]] p.2</ref>。トリチウム水については、周辺監視区域外の水中の濃度が60[Bq/cm{{sup|3}}](=6×10{{sup|4}}[Bq/L])を超えてはならないと定められている<ref>[http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/k19880726001/k19880726001.html 試験研究の用に供する原子炉等の設置、運転等に関する規則等の規定に基づき、線量限度等を定める告示]別表第1(ただし、核種の表記として『{{sup|3}}H』とするべきところ、『3H』という表記になっている。)、[[#規制基準資料|規制基準資料]] p.3</ref>。[[高度情報科学技術研究機構]](もと原子力データセンター)によると、トリチウムには海産生物による濃縮効果がないと考えられている<ref name=":0">[http://www.aec.go.jp/jicst/NC/about/ugoki/geppou/V19/N11/197419V19N11.html 環境・安全専門部会報告書(環境放射能分科会)] 第3節 軽水型原子力発電所からの放出実績及び被ばく評価 5</ref><ref>{{Cite web|url=http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=09-01-03-08 |title=トリチウムの環境中での挙動 |author= |date= |work= |publisher=原子力百科事典ATOMICA |accessdate= 2017-06-11}}</ref>。そのため、他の核種の100倍を越える量<ref name=":0" />が海洋に放出されている。
2001年には、英国[[ブリストル海峡]]での[[二枚貝]]や[[カレイ]]の体内に、高濃度のトリチウムがあるとの論文<ref>McCubbin D et al (2001). "Incorporation of organic tritium (3H) by marine organisms and sediment in the severn estuary/Bristol channel (UK)." Mar Pollut Bull. 2001 Oct;42(10):852-63.
液体状の低レベル放射性廃棄物の海洋放出の安全性については、主に再処理施設に関してだが、次の答申
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