「満洲語」の版間の差分
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'''満州語'''('''滿洲語'''、まんしゅうご、{{lang-mnc|ᠮᠠᠨᠵᡠ<br/>ᡤᡳᠰᡠᠨ}}、転写:manju gisun)は、[[満州民族|満
== 概要 ==
満
満
その一方、清代には[[旗人]]を中心に、[[北京]]周辺で話されていた言葉と満洲語の語彙が混じり合った言葉が用いられた。その結果、[[北京語]]は他の方言とは異なる特徴を持つ言葉となった。その北京語は、現在共通語として使用されている[[普通話]]の元となっている。
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== 系統 ==
満
== 方言および変種 ==
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* 北音:[[黒龍江]]一帯の方言。
* 東音:[[寧古塔]]を中心に東は[[日本海]]に至る地域の方言。
2017年現在、[[中国東北部]]([[黒龍江省]][[三家子]]など)で継承されている満
=== 南部方言 ===
* 南音:[[長白山]]一帯の方言。盛京([[瀋陽]])でも話されていた方言であり、この方言([[女真語]]建州方言)を基に満
* 西音:入関(清の中国支配開始)後、北京で話されていた方言。京語ともいう。南音を基盤に北音と東音の影響を受けて成立した。
西音は北京にて消失した。南音は中国東北部では既に消滅したものの、[[新疆]]にて[[シベ語|錫伯語]]として継承されている。
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== 表記 ==
満
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!音素
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[[Image:Manchu chinese.jpg|thumb|250px|[[紫禁城]]・乾清門の扁額。左が中国語(ピンイン:qián qīng mén)、右が満洲語(ローマ字転写: kiyan cing men)]]
満
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*指示詞は近称と遠称の2系列からなる。ere(これ)― tere(それ)、uba(ここ)― tuba(そこ)、enteke(こんな)― tenteke(そんな)、uttu(このように)― tuttu(そのように)などがある。
*疑問詞には we(誰)、ya(どれ、誰)、ai(何)、aiba(どこ)、antaka(どんな)、ainu(なぜ)、atanggi(いつ)、adarame(どのように)などがある。
*満
*動詞は終止形・連体形・副動詞形(接続形)がある。連体形は文末に来て終止形として用いられることが少なくない。
*後置詞は、ある種の単語の後ろに来て様々な文法的意味を付け加える付属語である。大きく分けて、体言の格形の後ろに来て格関係を表すもの、用言の後ろに来て副動詞的に用いられるもの、文末について様々なニュアンスを表すもの(日本語の[[終助詞]]に似る)がある。
== 語彙 ==
満
* 漁労、採集、畜産、騎射に関する語彙が非常に豊富である。これは満
* ツングース諸語の一種であるため、他のツングース系言語と共通する語彙が多い。
* 満
== 満洲語研究機関・研究家 ==
*[http://www.hlju.edu.cn/scie/manyu.htm 黒竜江省満語研究所と黒竜江大学満族言語文化研究中心]
*[[中央民族大学]]中国少数民族語言文学学院少数民族語言文学系
*[[愛新覚羅烏拉熙春]]:満
*[[日本大学]]文理学部史学科加藤研究室
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*[[満州文字]]
*[[満州民族]]
*[[シベ語]](シボ語、錫伯語) - 満
**[[シベ文字]](シボ文字)
*[[シベ族]](シボ族)
*[[女真語]] - 満
*[[モンゴル文字]] - 満
*[[神弓-KAMIYUMI-]] - 満
*[[ラストエンペラー]] - 使用されている言語は英語の映画作品だが、[[宣統帝]]即位式で満
== 外部サイト ==
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