「十進法」の版間の差分

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* 4分割も不便
: 十の約数は、[[2]]の次は3と[[4]]を飛ばして[[5]]になる。このため、整数レベルでは[[1/4]]すら割り切れない。例えば、スナック菓子を10個入りにすると、3人は勿論、4人でも分けられずに収拾がつかなくなる。4すら飛ばしているため、5人でやっと収拾がつく事になる。3の次の奇数が5なので、5人以下の少人数を少ない個数で制えるには、4人と3人に対応できる[[12]]個入り、4人と5人に対応できる[[20]]個入りというように「隣同士の奇数と[[偶数]]で割り切れる」数で設定せねばならない。
: 一桁の整数でも、十進法は「[[1/3]]:[[2/3]]」にも「[[1/4]]:[[3/4]]」に対応できない。このため、「七三分け」というように歪な配分になる。一桁で奇数分割と4分割に対応するには、4分割なら十二進法で「3:9」か、[[二十進法]]で「5:[[15|F]]」というようにしないと収まらない。
: [[小数]]レベルでも、十進法では、[[1/4]]は小数では 0.25 となって割り切れるが、小数第一位で収まらない。もう一回2分割した[[1/8]]になると、0.125 で小数第三位まで膨れてしまうその上累乗数分率おける「8:m」の比率を見ても10(二進法が小数第二位で8:[[18]]([[144|百四十四]]分率、0.16{{sub|12}}の2乗、二十進法が小数第二位ある100(8:[[50]]([[400|四]]分率、0.2A{{sub|20}}には六進法が小数第三位で8:[[2527]][[50216|二百十六]]の間分率、0.043{{sub|6}})対して、十進法は小数第三位で8:[[36125]]前後の約数が無([[千分率]]、0.125{{sub|10}})まで開てしまう。この125は、27のほぼ5倍{5{{sup|3}} = 3{{sup|3}}×5 - 10}で、18のほぼ7倍{5{{sup|3}} = 18×7 - 1}に上る
: また、十の約数は1と2を除くと5と10(十)しか無いので、3の倍数や4の倍数で個数を設定しようとすると、5と10(十)で遮られる。例として、陸上競技の[[混成競技]]は、3の倍数で三種→六種→九種→十二種→十五種(六進法:3→10→13→20→23。十二進法:3→6→9→10→13。二十進法:3→6→9→C→F)や、4の倍数で四種→八種→十二種→十六種→二十種(六進法:4→12→20→24→32。十二進法:4→8→10→14→18。二十進法:4→8→C→G→10)という自然な個数にならず、[[三種競技A|三種]]→[[五種競技|五種]]→[[七種競技|七種]]→[[十種競技|十種]]という不自然な個数になる。
: その上に、10(十)の2乗である100(百)には、[[25]]と[[50]]の間に[[36]](6の2乗)前後の約数が無い。このため、小数第二位で収まる4パーセント(0.04)が1/25、2パーセント(0.02)が1/50というように「1÷約数」で分数化できるのに対して、3パーセント(0.03)は「1÷約数」で分数化できず、[[消費税]]の税率も「3パーセント→5パーセント→8パーセント→10パーセント」という歪な変化になってしまう。一方で、十二進法だと(0.1){{sub|12}}を3で割って(0.04){{sub|12}}にすれば1/[[36]]で小数第二位に収まり、二十進法だと(0.1){{sub|20}}を2で割って(0.0A){{sub|20}}にすれば1/[[40]]で小数第二位に収まる。
 
; 長所