「小幡信真」の版間の差分

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「もしこれが、長野家の没落以前の事なら、お受けしていたでしょう。私は主君、上杉憲政を疎み、その上、越後の輝虎には憎まれ、彼らに一族内の紛争を利用され討たれる寸前となった所を、武田家に救っていただきました。この信玄公の深い御恩はどれほどの事をしてもお返しは出来ません。ですが、今は我妻は、父の実家も既に滅び、もはや寄る辺も無い身柄です。そうである以上、たとえ御成敗を仰せ付けられようとも、離別する事はできません!」
そう、言い切った。
信玄は信貞の言葉に深く感じ入り、「お前のその見事な意地に、次の戦、先手を申し付けるぞ。」と言い渡し、さらに甥の[[武田信豊 (甲斐武田氏)|武田信豊]]を信貞の婿にしたという。
 
== 脚注 ==