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==== 自刃 ====
[[File:Nogi Maresuke's house.jpg|thumb|乃木将軍邸]]
大正元年(1912年)9月13日、乃木は明治天皇大葬が行われた日の午後8時頃、妻・静子とともに自刃して亡くなった{{Sfn|岡田|2001|p=268}}。享年64(満62歳)没。[[警視庁 (内務省)|警視庁]]警察医員として[[検視]]にあたった[[岩田凡平]]は、遺体の状況などについて詳細な報告書を残しているが、「検案ノ要領」の項目において、乃木と静子が自刃した状況につき、以下のように推測している{{Sfn|大濱|2010|p=293}}。
# 乃木は、1912年(大正元年)9月13日午後7時40分ころ、東京市赤坂区新坂町(現・東京都港区赤坂八丁目)の自邸居室において、明治天皇の[[御真影]]の下に正座し、日本[[軍刀]]によって、まず、十文字に[[割腹]]し、妻・静子が自害する様子を見た後、軍刀の柄を膝下に立て、剣先を前頸部に当てて、気道、食道、総頸動静脈、迷走神経および第三頸椎左横突起を刺したままうつ伏せになり、即時に絶命した。