「チェンバロ」の版間の差分

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=== ドイツ ===
[[ドイツ]]では古くからチェンバロの存在が確認できるが、17世紀までのドイツで製作されたチェンバロは僅かな数しか現存していない。18世紀に製作されたドイツのチェンバロも現存するものは少ない。18世紀ドイツのチェンバロ製作には幾つかの流派が存在したが、その中で[[ハンブルク]]の楽器が比較的多く現存している。ハンブルクで活躍したチェンバロ製作者としてはフライシャー一族とハス一族が有名である。ハンブルクのチェンバロの構造は、フランドルの楽器の様に底板の上面に側板が接合されているが、アッパー・ブレースは無く、底板からライナーまでの深さがあるブレースがベントサイドからスパインにかけて横切っている。また外見はS字型のベントサイドが特徴的である。ハス一族のチェンバロには16′や2′のレジスターを備えたものも現存している。
 
ハンブルク以外で製作されたドイツのチェンバロは現存数が限られるので確実な情報を得ることはできない。[[ベルリン]]の[[シャルロッテンブルク宮殿]]に残るミヒャエル・ミートケのチェンバロは、[[ヨハン・ゼバスティアン・バッハ]]が[[ケーテン]]宮廷で使用したチェンバロが同じくミートケのものであることから、現代のチェンバロ製作のモデル楽器として人気が高い。