「周敦頤」の版間の差分

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→‎『太極図説』: 【道教に由来する太極図、易の陰陽、五行思想などを踏まえて、 】 だった文を 【『易経』繋辞上伝にある「易に太極あり、これ両儀を生じ、両儀は四象を生じ、 四象は八卦を生ず(易有太極、是生兩儀、兩儀生四象、四象生八卦)」の文、および陰陽思想、 五行思想を踏まえて図象化して、宇宙万物生成の原理を説いた。】に変更しました。理由は、歴史上【太極】という言葉が現れるのは易経・繋辞上伝が最初です。前500年頃に書かれた『太極』という概念が、西暦1060年頃に図象化されるまで、図象化された太極図は発見されていません。また、太極図説の『乾道は男を成し、坤道は女を成す。』という文章も、繋辞上伝からの引用です。したがって、道教も易経の影響を受けて発展したと解釈するのが合理的です。現代に伝わっている『真円の中に黒白の勾玉形のデザイン』は、究極に単純化され、またデザイン性からみてても、かなり近代になって創作されたものであることは、来知徳(1525年-1604年)が書いた『円図』と比較しても、明らかです。
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== 著書 ==
=== 『太極図説』 ===
[[道教易経]]』繋辞上伝由来す「易に[[太極]]ありこれ[[両儀]]を生じ、両儀は[[四象 ()|四象]]を生じ、四象は[[八卦]]を生ず(易有太極、是生兩儀、兩儀生四象、四象生八卦)」文、および[[陰陽|陰陽思想]]、[[五行思想]]などを踏まえて図象化し、宇宙万物生成の原理を図式化し説いもの。図を説明する文章自体は短く約250字程度。図によれば、「太極」が宇宙の根源であり、陰陽と五行の錯綜によって万物が生成されていくとされる。
 
=== 『通書』 ===