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差分

→‎出土品: 修正:花組・星組とも数型式あって型式毎に弁の数は相違。
なお、塔跡出土品の再整理の際、従来材質不明とされていたものの中に真珠の小玉14点が含まれていることが[[奈良文化財研究所]]の調査で判明し、同研究所の2017年版紀要で調査結果が公表された。これらの小玉は直径1.5から2ミリメートルの微細なものであるが、穿孔されている。蛍光X線分析で主成分がカルシウムであると判明したこと、電子顕微鏡による観察で層状の構造が確認できたことから、これらの小玉は真珠であると判断された。<ref>[https://www.sankei.com/photo/story/news/170706/sty1707060005-n1.html 「飛鳥寺の塔跡から真珠 仏教の七宝、創建時埋める」(産経新聞2017年7月6日)」]</ref><ref>[https://repository.nabunken.go.jp/dspace/handle/11177/6230 田村朋美「飛鳥寺塔心礎に埋納された真珠小玉」『奈文研ニュース』No63、p.6]</ref>
 
=== 出土瓦 ===
『書紀』によれば、崇峻元年(588年)、百済から4人の瓦博士が来日したことが知られる。これらの瓦博士、またはその指導を受けた工人の製作したものと思われる7世紀前半期の瓦が飛鳥寺の寺域から出土しているが、これらは瓦当(軒丸瓦の先端の円形部分)の素弁蓮華文の文様から2系統に分類され、それぞれ「花組」「星組」と通称されている。このうち「花組」は素弁十弁軒丸瓦(花びらが10枚の蓮の花を表す)で、各弁の先端部分に小さな切り込みを入れて立体感を出している。一方、「星組」は素弁十一弁軒丸瓦で、各弁の先端部分に1個の珠点を表す。「花組」と「星組」の瓦は瓦当裏面の仕上げや、瓦当と丸瓦の接合方法にも差がみられる。「星組」が玉縁式(有段式)の丸瓦を用い、瓦当裏面は「なで調整」を行うのに対し、「花組」は丸瓦に行基瓦(無段式)を用い、瓦当裏面の仕上げにあまり意を用いていない。以上のことは、飛鳥寺創建期の瓦を製作した工人集団には2つの系統があったことを意味している。<ref>納谷守幸「軒丸瓦製作手法の変遷 - 飛鳥地域出土の7世紀前半代の資料を中心として - 」『明日香村文化財調査研究紀要』第4号、明日香村教育委員会、2004(参照:[https://asukamura.jp/chosa_hokoku/kiyo/imgs/04.pdf])</ref>
<gallery>
ファイル:飛鳥寺 軒丸瓦 (花組).JPG|創建期軒丸瓦(花組)<br>{{small|[[奈良文化財研究所]]藤原宮跡資料館展示。}}
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