「熊谷市」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
→概要: typo |
|||
51行目:
|6.7|16.4|59.0
|1.6|11.8|31.0
|source=[
|float=right
}}
夏場の高温・猛暑に関する多くの最高記録が観測されている。
* [[2007年]][[8月16日]]14時42分には最高気温40.9{{℃}}を観測した(同日14時20分、[[岐阜県]][[多治見市]]でも最高気温40.9{{℃}}を観測)。これは、[[1933年]][[7月25日]]に[[山形県]][[山形市]]で観測した最高気温40.8{{℃}}を74年振りに上回り、[[2013年]][[8月12日]]13時42分に[[高知県]][[四万十市]][[江川崎]]で最高気温41.0{{℃}}を観測するまでの6年間、国内の観測史上最高気温であった。
* [[2011年]][[6月24日]]には最高気温39.8{{℃}}を観測した。これは、[[1991年]][[6月27日]]に[[静岡県]][[静岡市]]で観測した38.3{{℃}}を20年振りに上回り、国内の6月の観測史上最高気温である<ref>[https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/rankall06.php 気象庁歴代全国ランキング(6月の順位)]</ref>。
このように、熊谷が高温となるのは、海風に乗り北上してくる東京都心の[[ヒートアイランド]]現象により暖められた熱風と、[[フェーン現象]]によって暖められた秩父山地からの熱風が、一般的に日中の最高気温となる午後2時過ぎに同市の上空付近で交差するためだと考えられており、「熱風の交差点」と呼ばれることもある<ref>{{Cite web |date=2014-08-11 |author=須賀恭平 |url=https://style.nikkei.com/article/DGXLASFB02008_W4A800C1000000?page=2 |title=猛暑の本場、真夏の熊谷へようこそ 「清涼」夏の首都圏繁盛記 |publisher=日本経済新聞社(NIKKEI STYLE) |accessdate=2018-07-25 }}</ref>。▼
* [[2018年]][[7月23日]]14時16分には最高気温41.1{{℃}}を観測した。これは、前述の江川崎の記録を5年振りに上回り、国内の観測史上最高気温である<ref>[https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/rankall.php 気象庁歴代全国ランキング(観測史上の順位)]</ref><ref>なお、この2018年7月下旬には、この当市の最高気温41.1{{℃}}を筆頭に日本各地で猛暑が続いており、気象庁が同日に緊急記者会見を開き「災害レベル」として熱中症に注意を促す事態になった上、8月に入っても[[岐阜県]][[下呂市]]金山・[[美濃市]]で最高気温41.0{{℃}}を立て続けに観測した。さらに、日本国外においても最高気温を各地で更新するなど、異常気象の年であった([[2018年の猛暑 (日本)|2018年の猛暑]]も参照)。</ref>。{{要出典範囲|同一地点で国内の観測史上最高気温を2回観測したのは、熊谷が初である|date=2018年7月}}。
* 猛暑日の年間日数も国内有数であり、[[2010年]](41日<ref>[https://weather.time-j.net/Summer/Ranking/2010 2010年夏 猛暑日、真夏日等の日数のランキング]。他に[[群馬県]][[館林市]]でも同じ日数の猛暑日を観測した。</ref>)、[[2012年]](32日<ref>[https://weather.time-j.net/Summer/Ranking/2012 2012年夏 猛暑日、真夏日等の日数のランキング]。他に[[群馬県]][[館林市]]、[[埼玉県]][[鳩山町]]、[[兵庫県]][[豊岡市]]でも同じ日数の猛暑日を観測した。</ref>)には国内最多を記録した。
▲このように、熊谷が高温となるのは、海風に乗り北上してくる東京都心の[[ヒートアイランド]]現象により暖められた熱風と、[[フェーン現象]]によって暖められた秩父山地からの熱風が、一般的に日中の最高気温となる午後2時過ぎに同市の上空付近で交差するためだと考えられており、「熱風の交差点」と呼ばれることもある<ref>{{Cite web |date=2014-08-11 |author=須賀恭平 |url=https://style.nikkei.com/article/DGXLASFB02008_W4A800C1000000?page=2 |title=猛暑の本場、真夏の熊谷へようこそ 「清涼」夏の首都圏繁盛記 |publisher=日本経済新聞社(NIKKEI STYLE) |accessdate=2018-07-25
冬場においては、冷たく強い北風([[赤城おろし]])が吹くとともに朝は氷点下まで冷え込む日も多く1月の平均最低気温は-0.7℃となっている。ただし、この数値は[[さいたま市]]の-1.5℃より高く、[[越谷市]]の-0.5℃<ref>ただし、越谷のアメダスは2009年の移転により熊谷市よりも最低気温は低く観測されることが多くなった。</ref>についで県内では2番目に高く、東京都心に近い都市とさほど変わらない。さらに、昼間は10℃前後まで上がることも多く内陸にありながらも冬の気温は高い。これは、夜間でも季節風が収まらず、放射冷却になりにくいことに加え、県内の他の観測地点が比較的、市街地と離れた場所で観測されているのに対し、熊谷気象台が都市化の影響の最も強い市街地中心部にあることも関係しており<sup>[''[[Wikipedia:「要出典」をクリックされた方へ|要出典]]'']</sup>、1月の平均最低気温は1961年 - 1990年平年値の-1.8℃より大幅に上昇している。一方で、降雪が観測される日数は関東の中でも少ない部類に入る。北関東の山間部において雪を降らせる雲が、利根川を越えて当市まで到達することがあまりなく(利根川対岸の太田市・大泉町などで降雪が観測されているにもかかわらず熊谷では観測されないなど)、また東京方面において雪を降らせる南の雲も熊谷まで到達することはあまりない(隣接する行田市・鴻巣市では積雪が観測されているが、熊谷では降雪が観測されないなど){{要出典|date=2016年8月}}。近年では温暖化の傾向により関東平野部で大雪になる日が少ないので、その傾向がより顕著に表れている。ただし[[平成26年豪雪]]により、熊谷市では最大積雪量62cmを記録し、これまでの最大積雪量であった43cmを大幅に上回る記録を出し、近隣の深谷市や行田市とともにハウスや店舗、彩の国くまがやドームの屋根や窓が破損し、農作物に甚大な被害を被った。<sup><nowiki/></sup>▼
▲冬場においては、冷たく強い北風([[赤城おろし]])が吹くとともに朝は氷点下まで冷え込む日も多く1月の平均最低気温は-0.
年間の平均[[気温]]は15.0℃、平均[[降水量]]は1286.3mm、平均[[風速]]は2.4m/s。平均[[日照時間]]は2042.1時間で、一年のうち最も日照が多い地域の一つである(1981年から2010年までの[[平年値]])。▼
▲年間の平均[[気温]]は15.
また、[[1917年]][[6月29日]]の午後5時頃、当時の[[長井村 (埼玉県)|長井村]]では直径29.6cm(七寸八分。大正寺の住職が計測。単純計算すれば23.6cmだが、1尺を37.9cmとする[[尺#鯨尺|鯨尺]]を用いたと言われる)、[[中条村 (埼玉県)|中条村]][[今井 (熊谷市)|今井]]地区では重さ3.4kg(九百匁。荒物商の角屋の主人が[[匁]]の[[天秤]]で計測)もの巨大な[[雹]](ひょう)が降った<ref>熊谷地方気象台『埼玉県の気象百年』196頁ほか</ref><ref>[http://www.jma-net.go.jp/kumagaya/_renewal/saigai/thunder.htm 気象災害(雷・ひょう)] – [http://www.jma-net.go.jp/kumagaya/ 熊谷地方気象台] 重さ900匁との記述がある。</ref>。これは当時の熊谷測候所の調査によるもので、今まで観測された中では世界一の大きさであるとされる<ref>「[[世界まる見え!テレビ特捜部]]」2006年1月21日放送</ref>。市内には熊谷測候所から発展した[[気象庁]][[熊谷地方気象台]]がある。
|