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'''抗微生物ペプチド'''(こうびせいぶつペプチド;宿主防御ペプチド[しゅくしゅぼうえいペプチド]とも呼ばれる)は、[[進化]]的に保存された[[自然免疫]]反応の1種として機能する[[ペプチド]]の総称であり、あらゆる種類の生命で認められる。[[原核生物]]と[[真核生物]]の[[細胞]]には基本的な違いがあり、それは抗微生物ペプチドの標的の違いを表しているのかもしれない。これらのペプチドは薬効を持ち、広いスペクトルをもつ[[抗生物質]]であり、新規治療薬としての可能性を示している。抗微生物ペプチドは[[グラム陰性]]および[[グラム陽性]]細菌(通常の抗生物質に耐性のある種を含む)、[[マイコバクテリウム属]] ([[結核菌]]を含む)、[[エンベロープ (ウイルス)|エンベロープ]]を持つ[[ウイルス]]、[[真菌]]、および濃度によっては[[哺乳類|哺乳類]]細胞でさえ]]殺すことが示されている。<ref>{{Harvnb|Devine|Bibby|1994}}</ref><ref>{{Cite book|title=Kōkin pepuchido no kinō kaimei to gijutsu riyō|url=https://www.worldcat.org/oclc/987660277|date=2017|publisher=Shīemushīshuppan|isbn=9784781312453|location=Tōkyō|others=Nagaoka, Isao., 長岡功.|oclc=987660277}}</ref>通常の[[抗生物質]]の多くとは異なり、抗微生物ペプチドは [[免疫調節薬]]として機能することで免疫力を高めることができるようにみえる。
 
==構造==