「Microsoft Windows」の版間の差分

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=== 緊急時におけるライセンスによる制限 ===
過去のWindowsにおいてはメディアやキーとライセンスは不可分であり、調達元が異なるものでの代用が難しかった為、Windowsの調達でもっとも一般的であるOEM版によるプレインストールPCなど、Windows標準のインストールメディアが付属しない調達形態ではリカバリなど一部の機能について使用に大きな制限があった。
ほとんどのWindowsはOEM版として供給されており、そのほとんどは専用のリカバリーシステムによるシステム構築及び復元が前提となっている。そのため、本来インストールディスクに備わっている最低限の緊急メンテナンスが行えない場合がある。
 
この制限については、2017年現在のWindows 10ライセンスでは不可分とされる記述はなくなり、また、ダウングレード権においては任意の調達元のメディアやキーが利用できるなど、徐々に緩められている。
技術的には、他のPCのインストールディスクなどで代用できるが、EULAには「ソフトウェアと共に入手したプロダクトキーのみが有効となる」という記述があり、同じ製品のディスクでも、ライセンス上は別々のものとして扱われる。結果的に他のPCで作られた起動ディスクや、そのインストールディスクを使って別のPCをメンテナンスすることはライセンス違反となる。
また、同型機間であってもリカバリーディスクの貸し借りはできず、中古流通も行えず、すべてライセンス違反となる。
 
== 市場占有とそれに付随する問題 ==