「ヘッケラー&コッホ」の版間の差分

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[[アメリカ陸軍]]は、[[M16自動小銃|M16]](アサルトライフル)と[[M203 グレネードランチャー|M203]](組み込みグレネードランチャー)の組み合わせを置き換えるため、次世代武器システムである、[[OICW|個人戦闘火器計画]](''Objective Individual Combat Weapon program'', OICW)と、それに伴う次世代運動エネルギーサブシステムを立案し、H&K社と契約を行った。[[XM29 OICW]]は5.56mm弾と20mmグレネードランチャーを併用する火器であったが、開発が遅れ、かつ重く高価すぎるのが主因で、[[H&K XM8|XM8]]計画に移行した。しかし、これの計画も2005年10月末にキャンセルされた。これらはXM25計画に関連する。
 
== 販売方針の見直し ==
H&Kが2017年3月に公表した年次報告書に「当社は、当社が独自に設けた3つの分類に該当しない国がおこなう新たな入札には参加していない」との内容が掲載された<ref name="miliblo201791">{{cite news|title=ドイツHK社は「世界初の倫理的な銃器メーカー」?3分類の国別販売基準が明らかに|newspaper=MILITARY BLOG|date=2017年9月1日|url=https://news.militaryblog.jp/web/HK-has-Own-Criteria-based-on-3-Sort-to/becom-World-First-Ethical-Gun-Maker.html|accessdate=2018年12月25日}}</ref>。
 
具体的には、
 
#[[北大西洋条約機構|NATO]]加盟国
#「NATO加盟に相当」である[[日本]]、[[オーストラリア]]、[[ニュージーランド]]、[[スイス]]や国際的に透明性の高い国
#英国の国際経済誌である[[エコノミスト・インテリジェンス・ユニット]]による民主主義指数から判断された国
という3分類に渡る国別販売基準が設けられ、H&Kは「非NATOと[[欧州連合|EU]]諸国に対して武器を販売することはもう決してない」と公約したと報じられた<ref name="miliblo201791"/>。
 
2017年11月には、H&Kが[[香港の警察|香港警察]]部隊向け製品の輸出を禁止したことが報じられた<ref name="miliblo20171127">{{cite news|title=ドイツ銃器製造ヘッケラーアンドコッホ社が香港警察向け製品の輸出を禁止|newspaper=MILITARY BLOG|date=2017年11月27日|url=https://news.militaryblog.jp/web/Heckler-and-Koch-bans-Exports/to-Hong-Kong-Police.html|accessdate=2018年12月25日}}</ref>。[[中華人民共和国]]の影響下にある[[香港特別行政区政府]]による[[雨傘運動]]への対応が「[[民主主義指数]]から不適切であると判断された国」と判断され、香港向け販売の自粛に繋がったとされる<ref name="miliblo20171127"/>。
H&Kの対応について意見を求められた李家超保安局長は、「市場には多くの選択肢が存在する。銃器の供給は、法執行機関の業務に影響を与えないだろう」「我々は、単一の銃器または単一の製造元に依存しない。従って、特にテロ対策で影響を受けるものではない」と発言している<ref name="miliblo20171127"/>。
 
2017年12月には、H&Kの輸出規制への対応のために、香港警察は現行の[[H&K MP5]]から、SIG MPXへとリプライスする計画が進行していることが明らかになった<ref name="miliblo2017127">{{cite news|title=HK社の販売拒否を背景に香港警察がMP5から「SIG MPX」へのリプレイスを検討|newspaper=MILITARY BLOG|date=2017年12月7日|url=https://news.militaryblog.jp/web/Hong-Kong-Police-mulls-Replacing/from-MP5-to-SIG-MPX.html|accessdate=2018年12月25日}}</ref>。香港警察は「SIG MPXとH&KのMP5が全体的に類似していることから、MPXであれば部隊は特に大きな訓練内容の変更をせずに済む」と判断しているという<ref name="miliblo2017127"/>。
 
すでに香港警察は、2006年に犯罪調査部門であるCIDが[[SIG SAUER P250]]を購入しているほか、2009年に対テロ特殊部隊がSIG516 CQBを調達している<ref name="miliblo20171127"/>。
 
== 日本の公的機関での採用 ==
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<!--*[[H&K HK81|HK 81]]
存在が確認できない為非表示。情報をご存じの方は分類と詳細の書き込みをお願いします。-->
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 出典 ===
{{Reflist|2}}
 
== 外部リンク ==