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日本で標準的に参照されることの多い[[京都大学人文科学研究所]]や[[東京大学東洋文化研究所]]の漢籍目録では、四部分類に叢書部を加えて五部とし、近代の書籍は別に新学部を設けてそこに[[日本十進分類法]]に従って収める。また集部に小説類を設けて[[白話小説]]をそこに収め、伝統的な筆記小説(子部小説家)とは分ける、などの工夫を加えている。
 
[[江戸時代]]の各藩などが学問ために漢籍を収集しており、その蔵書は[[明治時代]]に設立された書籍館から[[帝国図書館]]に受け継がれた。明治12年([[1879年]])、[[漢学者]]の岡千仞が幹事に就任したから積極的に漢籍の収集、受け入れが積極的に行われた。[[国学者]]の榊原芳野や[[公卿]]の[[醍醐忠順]]から寄贈された和刻本等の受け入れ、京都円光寺からは仏書・漢籍・朝鮮本が購入された。さらに[[東京帝国大学]]教授の[[服部宇之吉]]が[[清国]]並びに周辺国で、明治33年([[1900年]])から新刊購入を行うなど、国費による新刊の収集も進み、現在の[[国立国会図書館]]所蔵「漢籍」の大半が明治時代に形成された。
*唐本 - [[清]]以前に刊行された古典籍。
*和刻本 - 古鈔本(古写本)を覆刻・翻刻して、日本国内で新たに出版した漢文の書籍。書写本と和刻本がある。
*安南本 - ベトナムで出版された書籍。(例として『大越史約』などがある)
*朝鮮本 - [[李氏朝鮮]]時代まで朝鮮半島で刊行された漢文の書物。
 
== 出版事項 ==