「能生駅」の版間の差分

[[サンロクトオ|1961年10月1日のダイヤ改正]]で大阪駅 - 青森駅・上野駅間に特急「[[白鳥 (列車)|白鳥]]」が設定された際<ref name="omo-51">[[#長谷川1980|『鉄道面白事典』]] p.51</ref>、当時北陸本線が[[単線]]だったため、当駅で上りが[[停車 (鉄道)#運転停車|運転停車]]を行い、下りとすれ違[[列車交換]]を行うダイヤが組まれていた<ref name="asahi19611003">「ぬか喜びの特急停車 北陸線能生駅 国鉄が不手際」 『朝日新聞』1961年10月3日付け東京朝刊、13面。</ref>。しかし、金沢[[鉄道管理局]]が作成した駅掲出の[[時刻表]]に'''誤って'''上り列車の停車時刻が記載され、また一部の市販時刻表にも時刻が掲載された<ref name="omo-51"/>。金沢鉄道管理局は、本社や中部支社から「客扱いをしない」旨の指示が届かなかったことから、客扱いをするものとしていた<ref name="asahi19611003" />。一方、本社や中部支社は、「[[準急列車|準急]]さえ止まらぬ駅で特急の客扱いをしないことは当然」という意識であったという<ref name="asahi19611003" />。

また、ある男性客2人は当駅まで「白鳥」を利用しようとしたが、当該列車内で[[車掌]]から「能生駅では下車できません」と告げられ、次の停車駅である[[直江津駅]]で下車しなければならなかった。この2人はこの後、国鉄に強く[[抗議]]したという。

なお能生駅は、[[1982年11月15日国鉄ダイヤ改正|1982年のダイヤ改正]]後から[[2000年代]]初めまで<ref>弘済出版社「コンパス時刻表」2001年10月号によると1往復停車あり、JTB大型時刻表2003年4月号によると停車なし。</ref>特急「[[北越 (列車)|北越]]」1往復が停車し、正真正銘の特急停車駅となった時期があったが、その後は能生駅での特急利用客減や、北陸本線の[[富山駅]]以東の特急が「[[はくたか (列車)|はくたか]]」以外減少したこともあり、普通列車のみの停車駅に戻った。しかし、2015年3月のえちごトキめき鉄道への移管に伴い、新設された快速列車の停車駅となっている<ref>{{Cite web |url=https://www.echigo-tokimeki.co.jp/userfiles/elfinder/information/141219_01.pdf |title=平成27年3月開業ダイヤについて |format=PDF |accessdate=2016-11-06 |publisher=えちごトキメキ鉄道 |archiveurl=http://megalodon.jp/2016-1106-0835-58/https://www.echigo-tokimeki.co.jp:443/userfiles/elfinder/information/141219_01.pdf |archivedate=2016-11-06 |date=2014-12-19}}</ref>。