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*民法、特に財産法を専門に研究したが、財産法のみならず、[[家族法]]分野、[[金融法]]、ドイツ語文献の翻訳に至るまで、多大な足跡を残した。我妻栄が構築した通説の問題点を鋭くあぶり出し、独自の説を次々に披露したため、鈴木の論文は学界で常に注目されていた。
*物権法、特に不動産関連法の研究で業績が顕著。
*東大法学部特別研究生時代の指導教員はドイツ法研究者の[[山田晟]]。当時、我妻栄は新憲法制定に付随した民法などの改正のため公務で極めて多忙であり、また既に[[加藤一郎 (法学者)|加藤一郎]]が我妻の研究室に入っていたため、助教授であった[[来栖三郎 (法学者)|来栖三郎]]に相談したところ、山田晟の指導を受けることになった<ref>鈴木禄弥『一民法学者の放浪記』北大法学論集55巻6号241p</ref>。
*特別研究生後期の選抜に落選し(このときの後期の合格者は[[福田歓一]]、[[小嶋和司]]、[[京極純一]]、[[渡辺洋三]]、落選者は[[小田滋]]、[[早川武夫]]、[[神島二郎]])、山田の紹介で大阪市立大学に就職した<ref>同上243p</ref>。
*大阪市立大学で[[谷口知平]]に出会い、学説上も研究者としての生活上も特に大きな影響を受ける<ref>同上235p、252p</ref>。