「神々の山嶺」の版間の差分

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== 登場人物 ==
;羽生 丈二(はぶ じょうじ)
:クライマー。岩壁登攀に天賦の才を持ち、[[谷川岳]]一ノ倉沢の鬼スラを始め、国内の数々の難所を攻略するが、知名度不足のため資金難で、海外遠征できずにいた。協調性がなく、あまりにも登山を優先させるその生き様に、ザイルパートナーは長続きせず、弟子の岸文太郎を事故で失ってからは単独登攀を好むようになっていく。1979年[[グランドジョラス]]冬季単独登攀中に滑落して負傷するも、驚異的な精神力と体力で生還する。その経験を買われ、1984年の冬季エベレスト登山隊に参加するが、第1次アタック隊に参加出来ないことを不満に下山、失踪する。その後ネパールに不法滞在し、シェルパとして働きながらエベレストの冬季単独登攀を計画していた。その間にマロリーの遺体とカメラを発見しており、これが深町と縁を結ぶきっかけとなる。エピソードモデルは[[森田勝]]
:キャラクターモデルは[[森田勝]]。名前は将棋棋士の[[羽生善治]]から取られている。
;深町 誠(ふかまち まこと)
:本作の主役であり、語り手。クライマー兼カメラマン。1993年のエベレスト遠征で仲間を失い、クライマーとしても卒業が見え始めてきた中で将来を現実的に考えざるを得なくなり懊悩していたおり、カトマンズに滞在中に故買屋でマロリーの[[ヴェスト・ポケット・コダック|ヴェストポケット・オートグラフィック・コダック・スペシャル]]を入手したことがきっかけでマロリーのフィルムとエベレスト登頂の真相を追い始める。はじめは半ば現実逃避のように始めた探求だったが、その中で出会った羽生丈二と言う男の人生に強く惹かれ、彼の後を追いかけてゆくこととなる。
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;長谷 常雄(はせ つねお)
:羽生より3歳若い天才クライマー。羽生に先駆けて鬼スラや海外の高峰を単独登攀するライバルだったが、1985年のK2無酸素単独登山で雪崩に巻き込まれて死亡する。
:羽生に比べると暗い面がなく割合社交的と正反対・光と影のような存在に見える。が、登山に対しては羽生と同じく、人に譲らない我儘さと傲慢さを持ってもいる。エピソ
:キャラクタモデルは[[長谷川恒男]]。
;岸 涼子(きし りょうこ)
:岸文太郎の妹で羽生の恋人。羽生失踪後も待ち続け、ついにはネパールに探しに行くこととなる。
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:外国人専用登山用品店「ガネーシャ」の店主。深町のメッセンジャー役を引き受けたり、涼子のしていたターコイズの首飾りを見て大事にするように助言したりと、比較的善人らしい部分が目立つ。
;井上真紀夫(いのうえ まきお)
:羽生と同じく、実力はありながら経済的に恵まれていなかったクライマー。羽生の熱意に押され難度の高い「冬季鬼スラ」の初登攀に成功するが、その後自己中心的な羽生と決別した。会社員となり先鋭登山から引退するが、羽生が現役を貫くことを確信していた。エピソ
:キャラクタモデルは[[岩沢英太郎]]。
;伊藤浩一郎(いとう こういちろう)
:先鋭的な登攀を行っていた青風山岳会の顧問。初心者の羽生を鍛え上げた。