「HyperTransport」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
外部リンクのリンクを修正
11行目:
 
== 概要 ==
HyperTransportには4つバージョンがある。1.x、2.0、3.0そして3.1である。これらは(33ないし66MHzで動作する[[Peripheral Component Interconnect|PCI]]と比較して)200MHz200MHzから3.2GHzまで動作する。このバスはDDR、「DoubleDDR(Double Data Rate」Rate)接続され、[[クロック信号]]の立ち上がりと立ち下りの両方でデータを送信する。これにより、3.2GHz動作時に最大毎秒64億回送信が可能である。この周波数は自動的に調整される。
 
HyperTransportは2つの2bitラインから2つの32bitラインまであることから、ビット幅を自動的に調整する機能をサポートしている。HyperTransport 3.1の場合、フルサイズ、フルスピードで双方向に32bit接続すると、51.2 GB/s (3.2 GHz/links * 2 bit/Hz * 32 links * 1 byte / 8) の送信速度が出る。これは多くの既存の標準バスよりもかなり速い。また一つのシステム内で様々なバス幅を混在させることができる(例えば1x16の代わりに2x8など)。これにより、メインメモリと[[CPU]]間にはより高速な接続を用い、[[周辺機器]]同士にはより遅い接続を用いることができる。また、HyperTransportは他のバスと比較してかなり低遅延である。
 
HyperTransportは[[パケット]]ベースであり、物理的な接続幅にかかわらず、それぞれのパケットは32ビットワードの組み合わせで構成されている。パケットの1ワード目は常にコマンドワードである。もしパケットにアドレスが含まれていたならば、コマンドワードの最後の8ビットは次の32ビットワードとつながって40ビットアドレスを構成する。64ビットアドレッシングが必要な時には、追加の32bitコントロールパケットによって可能になる。1パケット内の32ビットワードはデータペイロードである。転送は実際の長さにかかわらず、常に複数の32ビットにパディングして行われる。