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新月と1日の始まり
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[[File:Mond Grafik.svg|thumb|right|240px|地球・月・太陽の位置関係。新月は1の月]]
[[File:EclipseMarch06.jpg|thumb|right|240px|皆既日食時の新月]]
'''朔'''(さく、[[英語]]:new moon)とは、[[月]]と[[太陽]]の[[視黄経]]が等しくなること、また、その[[時刻]]のことである<ref>[https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/B7EEA4CECBFEA4C1B7E7A4B1.html 月の位相/満ち欠け] 暦Wiki、暦計算室、国立天文台</ref>。現代的な定義での'''新月'''(しんげつ)と同義である。
 
[[地球]]から見て月と太陽が同じ方向となり、月から反射した太陽光が地球にほとんど届かないことと、強い太陽光の影響とで地上からは月が見にくい。[[黄道]]と[[白道]]が極めて近いか重なる地点([[月の交点]])で朔となった場合に[[食 (天文)|食]]である[[日食]]が起こる。皆既日食や金環日食時に新月の輪郭を見ることができるほか、[[地球照]]によっても新月を観察可能である。
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== 新月 ==
'''新月'''は、本来は朔の後に初めて見える[[月]]のことである。陰暦[[2日|二日]]までは月はほとんど見えないので、陰暦[[3日|三日]]ごろの月([[三日月]])が新月となる。1日の始まりを[[日没]]時とする文化があるのは、[[太陰暦]]では月の始まりを日没時に見える新月が観測される時点としていたからである([[日#1日の始まり]])<ref>[https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/CDD7C1C72F1C6FCA4C8A4CFA1A92F1C6FCA4CEBBCFA4DEA4EA.html 1日の始まり] 暦Wiki、国立天文台</ref>。
'''初月'''(しょげつ)もこの新月と同じ意味である。「みかづき」の訓もある'''朏'''(ひ)も同様である。精密な天体観測がなされる前は、この新月の日を月初としていた。「ついたち」も本来は、この新しく見える月を意味した。この伝統的な意味での新月と区別するために、朔のことを'''暗月'''(あんげつ)と呼ぶことがある。
 
== 参考文献 ==
<references />
 
== 関連項目 ==