「イオン導入」の版間の差分

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電気エネルギーで、生体膜の透過を促進させる<ref name="naid110003644857">{{Cite journal |和書|author=杉林堅次 |date=2001 |title=新しい経皮投与法イオントフォレシス |journal=ファルマシア |volume=37 |issue=5 |pages=385-387 |naid=110003644857 |doi=10.14894/faruawpsj.37.5_385 |url=https://doi.org/10.14894/faruawpsj.37.5_385}}</ref>。専用の2つの電極を用意し、適した片方の電極(陽極または陰極)に目標のイオン性の薬物を封入して低電流(約10V<ref name="naid130003340125"/>)を流すことで、汗腺を通して薬物が皮膚に移行する<ref name="naid110003644857"/>。過剰な電流は刺激となるため、0.5mA/cm<sup>2</sup>が限界となる<ref name="naid130003340125"/>。
 
従来、イオントフォレシスに適するのは水溶性の物質に限られ投与量も多くはできなかった<ref name="naid130003340125"/>。エレクトロポーションという技術は電流を用いて角質層に微小な穴を生じさせるが、これとイオントフォレシスを併用することで、無痛で侵襲性もなく注射を使うように様々な薬物を投与できる<ref name="naid130003340125"/>。これをメソポレーションという<ref name="naid130003340125"/>。また理論的に[[マイクロニードル]](極小針)で微小の穴を開ければ物質は角質を通過しそうだが、高分子の物質では微小の穴をあけた上でイオントフォレシスを行わないとほとんど浸透しない<ref name="naid130003340125"/>。
 
==用いられる医薬品==